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世界最高のトップ下は誰だ! サッカー選手攻撃的MF能力値ランキング16〜20位。復活したブラジルの至宝、プレミア適応に苦しむレフティも(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:トマ・レマル(フランス代表/アトレティコ・マドリード)

レマル

【写真:Getty Images】


生年月日:1995年11月12日
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:27試合1得点4アシスト

 下部組織時代を過ごしたカーンでプロデビューを飾ったトマ・レマルは、モナコに在籍していた2016/17シーズンにブレイク。リーグ・アンとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での活躍から注目を集め、18年夏に行われたロシアワールドカップでは優勝メンバーの一員となった。こうした活躍からワールドカップ終了後にアトレティコ・マドリードに7000万ユーロ(約84億円)の移籍金で引き抜かれるも、チームの戦術にフィットすることができず大苦戦。一時は市場価値が1500万ユーロ(約18億円)まで下落したが、3年目の2021/22シーズンよりようやく戦力として計算できるようになっている。

 前線であれば右、左、中央を問わず全ポジションでプレー可能なレマルの最大の武器は「ドリブル」だ。モナコでブレイクした当時は高い「テクニック」を駆使した「ドリブル」で多くのチャンスを演出しており、どちらの能力値も彼の中で最高値の「86」を叩き出している。

 また、前述した通り複数のポジションをこなせることもレマルの特徴であり、「IQ」も「84」とかなり高い評価となっている。アトレティコ・マドリードの守備的な戦術にフィットするには時間を必要としたが、本人も「今はその全てを理解している」と語るようにディエゴ・シメオネ監督が求めるプレーができるようになっている。
 元々は守備意識が高い選手ではなかったが、アトレティコ・マドリード加入後にこちらの能力値も伸びており、現在は「68」まで上昇している。豊富な運動量を活かしてピッチを駆け回る姿はモナコ時代からは考えられないプレースタイルであり、今のレマルはシメオネ監督なしでは完成されなかっただろう。

【了】

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