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世界最高のトップ下は誰だ! サッカー選手攻撃的MF能力値ランキング16〜20位。復活したブラジルの至宝、プレミア適応に苦しむレフティも(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

18位:デイヴィ・クラーセン(オランダ代表/アヤックス)

クラーセン
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年2月21日
市場価格:1500万ユーロ(約18億円)
20/21リーグ戦成績:29試合12得点3アシスト

 アヤックスの下部組織出身であるデイヴィ・クラーセンは2011/12シーズンにトップチームデビューを飾った。2013/14シーズンに不動のレギュラーに定着するとリーグ最優秀選手賞や最優秀若手選手賞をダブル受賞。2015/16シーズンにはオランダ年間最優秀選手賞を受賞し、大きな期待を背負って17年夏にエバートンへと移籍するも、1ゴールを決められないまま構想外が言い渡され、わずか1年で退団した。その後ブレーメンを経て20年夏にアヤックスに加入すると再び主力に定着し、オランダ代表のレギュラーにも返り咲いている。

 クラーセンは独力で局面を打開できる選手ではなく、周りの選手との連係で持ち味を発揮する選手である。最高の能力値が「攻撃力」の「83」に対し、最低の能力値が「スピード」の「70」となっていることからもわかるように明確な武器はないが総合力が高く、これといった弱点もないのが特徴だ。

 トップ下の選手は周りの選手を上手く使うことを得意としているが、クラーセンは逆に使われることを得意としている。味方選手が空けたスペースに入る動きやクロスを頭で合わせるプレーが上手く、パサーというよりはフィニッシャーとしての側面が強い選手である。キャリアを通じて4度もリーグ戦で二桁ゴールを決めていることからも納得できるだろう。

 アシスト数も少なくはないのだが、その大半が味方選手とのワンツーなどの連係から生まれるものであり、味方選手にピンポイントで合わせるクロスや針の穴を通すような精度の高いラストパスが出せるわけではない。こうしたことから「パス」は「74」、「IQ」は「78」とトップ下の選手としてはやや低い能力値となっている。

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