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アーセナルは冨安健洋がいないと…。落胆の5位転落、不用意なミス連発の原因は?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

アーセナルの穴となったのは



 ニューカッスルの90分通して高いパフォーマンスをみせたこともあるが、”アーセナルがダメだった”という方が正しいだろう。

 自陣で不用意なミスを連発。ニューカッスルにハイプレスを仕掛けられているにも関わらず、緩いパスで何度もインターセプトされていた。8分にはラムズデールの蹴ったボールを相手FWに触られ、あわや失点といった場面すらあった。

 アーセナルはチーム全体のパフォーマンスが低かったわけだが、中でもグラニト・ジャカとモハメド・エルネニーのダブルボランチは穴となっていた。

 ボランチの1人が高い位置までプレスに出ると、そのスペースを突かれてチャンスを作られていた。

 14分の場面がまさにこれだ。CBからパスを受けたジョエリントンにエルネニーが引き出されると、空いたスペースにブルーノ・ギマランイスに入られ、チャンスを作られている。

 また、先制点を決められた場面では、エルネニーのマークが軽率だった。ジョエリントンのマークに付いていたにも関わらず、プレスが遅れ、簡単に振り切られると鋭いクロスを上げられ、オウンゴールを招いてしまっている。これにより対応が遅れると鋭いクロスを上げられ、オウンゴールを招いてしまっている。

 この2人が機能しなかったために、ギマランイスやジョエリントンに自由を与えてしまい、90分間通して主導権を握られたアーセナルは上手く攻撃も機能せず、2-0の敗戦を喫した。

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