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セリエA 2年前

21/22シーズン、ユベントス全選手パフォーマンス査定。ポジション別に5段階評価、A評価となったのは?

シリーズ:欧州ビッグクラブ21/22パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images

CB

マタイス・デ・リフト
【写真:Getty Images】


マタイス・デ・リフト(オランダ代表)
生年月日:1999年8月12日
21/22リーグ戦成績:30試合3得点1アシスト
21/22欧州CL成績:7試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:4試合0得点0アシスト
評価:B

 攻撃陣が不調の中でも、今季のユベントスが大崩れしなかったのは守備陣の奮闘があったからと言っても過言ではない。そんな守備陣の中で最も安定したパフォーマンスを発揮したと言えるのがこのオランダ代表DFである。高さ、強さ、速さを武器に、非常に多くの試合で頼りとなっていた。来季以降もやはり必要な戦力であることを再確認した。

レオナルド・ボヌッチ(イタリア代表)
生年月日:1987年5月1日
21/22リーグ戦成績:23試合5得点0アシスト
21/22欧州CL成績:7試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
評価:C

 シーズン前半戦は不動の存在として活躍していた。しかし、年明け以降怪我に悩まされ続けてしまったのが大きな痛手に。結果、ユベントス加入後ワーストとなるリーグ戦出場数と出場時間を記録してしまうことになった。その中でもDFながら5得点を叩き出したのは見事だが、やはり高評価とはならない。

ダニエレ・ルガーニ(イタリア代表)
生年月日:1994年7月29日
21/22リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:4試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:1試合1得点0アシスト
評価:C

 マタイス・デ・リフト、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニに次ぐ4番手という立場だったが、ボヌッチとキエッリーニの負傷が続いたことで当初の予想よりは多くの出番を得た。その中でパフォーマンス自体も決して悪くはなかったのだが、やはりベンチの座から抜け出せるほどの説得力はなかった。

ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表)
生年月日:1984年8月14日
21/22リーグ戦成績:20試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:1試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
評価:C

 ピッチに立った際の存在感はやはり非凡だったが、37歳ということもあり怪我との戦いが長く続いた。チャンピオンズリーグ(CL)ではわずか1試合しか出られず、リーグ戦での出場時間はユベントス加入後最少にストップしてしまった。本人にとってもチームにとってもほろ苦いシーズンになってしまったと言わざるを得ない。

SB

フアン・クアドラード
【写真:Getty Images】

フアン・クアドラード(コロンビア代表)
生年月日:1988年5月26日
21/22リーグ戦成績:33試合4得点5アシスト
21/22欧州CL成績:7試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:5試合1得点2アシスト
評価:B

 マッシミリアーノ・アッレグリ監督の信頼は厚く、右サイドバックと右サイドハーフでコンスタントにプレー。リーグ戦では最終節を残して4得点5アシスト、コッパ・イタリアでは5試合で1得点2アシストと、目に見える結果も残している。今ではゲームキャプテンを担うこともあるなど、チーム内での存在感は増すばかりだ。

ダニーロ(ブラジル代表)
生年月日:1991年7月15日
21/22リーグ戦成績:22試合1得点2アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点1アシスト
21/22カップ戦成績:4試合1得点0アシスト
評価:B

 11月のセリエA第13節ラツィオ戦で内転筋損傷を負い、約2ヶ月ほどの離脱を強いられたのは痛かったが、それ以外はコンスタントにプレータイムを得ている。右サイドバックだけでなく、センターバック、さらにはボランチも担うなど、実に柔軟だった。来季以降もユベントスにとって必要な戦力となってくるはずだ。

マッティア・デ・シリオ(イタリア代表)
生年月日:1992年10月20日
21/22リーグ戦成績:20試合1得点2アシスト
21/22欧州CL成績:4試合0得点1アシスト
21/22カップ戦成績:4試合0得点0アシスト
評価:B

 意外性という意味では今季のユベントスでナンバーワンだったかもしれない。期待値はそれほど高くなかったはずだが、蓋を開けてみれば左右両サイドでコンスタントにプレーし、それなりのクオリティーを発揮するなど、ポリバレントな選手としてチームを支えていた。2025年までの契約延長は、もう間もなく発表されるようだ。

アレックス・サンドロ(ブラジル代表)
生年月日:1991年1月26日
21/22リーグ戦成績:27試合0得点2アシスト
21/22欧州CL成績:7試合1得点0アシスト
21/22カップ戦成績:4試合1得点0アシスト
評価:C

 そこまで絶対的な存在ではなくなってきている。今季は前半戦こそ高い稼働率を誇ったが、後半戦は細かな離脱が増加。結果として大したインパクトは残せなかった。インテルとのスーペルコッパ・イタリアーノでは自陣ペナルティーエリア内で痛恨のパスミスを犯し決勝点を献上。サポーターから痛烈な批判を浴びることになった。

ルカ・ペッレグリーニ(イタリア代表)
生年月日:1999年3月7日
21/22リーグ戦成績:18試合0得点1アシスト
21/22欧州CL成績:1試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
評価:C

 シーズン序盤戦は完全にアレックス・サンドロの控えだったが、中盤戦以降コンスタントに出場機会を得るようになった。スタメンの座を奪えるほどのインパクトがあったわけではないが、来シーズン以降に繋がるような1年になったことは確かだろう。

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