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サッカーU-21日本代表と対戦、U-23 UAE代表ってどんなチーム? スペイン式サッカーを展開、要注意人物は?【AFC U-23アジアカップ】

text by 編集部 photo by Getty Images

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U-23 UAE代表
【写真:Getty Images】



サッカーU-21日本代表と対戦するU-23 UAE代表

 サッカーU-21日本代表は3日、AFC U-23アジアカップのグループステージ初戦でU-23 UAE代表と対戦する。



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 サウジアラビアやタジキスタンとも同居した厳しいグループを突破するうえで重要な初戦。対戦相手であるUAEはどんなチームなのだろうか。

 日本も出場した今年3月のドバイカップU-23にも出場していたUAEは、その大会の映像を確認する限り4-1-4-1を基本フォーメーションに戦ってくる。昨年3月に就任したスペイン人のデニス・シルバ・プッチ監督(写真左)のもと、スペイン式のサッカーで強化を進めているようだ。

 シルバ・プッチ監督は10年以上にわたってバルセロナのカンテラ(育成組織)で指導してきた人物で、教え子には現在同クラブのトップチームで活躍するFWアンス・ファティやDFオスカル・ミンゲサ、MFニコ・ゴンザレスらがいる。

 バルサ流を知り尽くした指揮官が構築する4-1-4-1は、各ポジションの選手間の距離が等間隔に整備されている。しかし、本家バルサのようにどんな時も前線からハイプレスをかけるような戦い方はしない。

 ドバイカップU-23でもボールポゼッションで劣勢に立たされる展開になると、UAEは4-1-4-1ないし中盤がフラットな4-5-1の形でブロックを敷いていた。そして、守備の網の中に入ってきた選手に対して一気に複数人で距離を詰めてボールを奪い、攻撃に移っていく。

 彼らの戦いにおいてキーマンとなるのは、中盤アンカーに陣取るMFアーメド・マフムードだ。ドバイカップU-23では4番だったが、U-23アジアカップでは6番を背負ってプレーすると見られる。

 マフムードはまさしくチームの“へそ”であり、彼のポジショニングや判断が攻守の出来を左右する。ビルドアップ時はこまめにポジションを取り直してディフェンスラインからボールを引き出し、周りの選手にテンポよく配球しながらゲームを組み立てていく。

 その動き方やポジショニング、体の向きの作り方などはいかにもスペイン的で、シルバ・プッチ監督からの影響を色濃く感じさせる。日本はまずマフムードを封殺することで、試合を優位に進めるきっかけをつかむことができるだろう。

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