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U-21日本代表、AFC U-23アジアカップ初戦へ

　サッカーU-21日本代表は3日、AFC U-23アジアカップのグループステージ初戦でU-23 UAE代表と対戦する。

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　日本と同じグループに入っているのは、UEAの他にサウジアラビアとタジキスタンだ。ワールドカップアジア最終予選の常連国に、2019年のU-17ワールドカップを経験した有望な世代が台頭する新興国が揃った。

　これほどまでに難しいグループを戦わねばならなくなったのは、前回大会がグループステージ敗退に終わっていたためだ。それによって日本は今大会のシード権を失ってしまった。

　同じ失敗を繰り返してはならない。東京五輪は開催国枠で出場するため予選を兼ねていたAFC U-23選手権（現AFC U-23アジアカップ）の成績に左右されることはなかったが、パリ五輪は予選を勝ち抜かなければならない。

　パリ五輪のアジア予選を兼ねる次回のU-23アジアカップで有利な状況を作り出すためには、今大会でベスト4以上に入ってシード権を獲得する必要がある。大岩剛監督はいきなり困難なミッションを突きつけられた。

　グループステージ初戦で日本が対戦するUAEは、スペイン式のサッカーを実践しながら堅守もチームの武器にしている。3月のドバイカップU-23での3試合と、直近のU-23ベトナム代表戦をいずれも無失点で終えており、4試合で3勝1分と常に安定した強さを発揮してきた。

　UAEを率いるデニス・シルバ・プッチ監督は、かつてバルセロナの育成組織で指導していた実績を持ち、現職でもチームに組織的でシステマチックなスペインのサッカーを植えつけてきた。

　対する日本は、U-23代表で参戦してくるUAEと比べて1世代下のチームでアジア制覇を目指す。大岩監督が就任してから初めての公式戦となり、組織としても未熟さが否めない状態でグループステージ初戦を迎えることになる。

　サウジアラビアやタジキスタンと対戦する前に決勝トーナメント進出のきっかけをつかむことができるだろうか。グループ2位以内に入って次のラウンドへ駒を進めるためには、初戦で勝ち点3を積み上げることが極めて重要だ。

（文：○○　取材協力：○○）

【了】