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リバプール、最高の補強は? 21世紀ベスト移籍1〜5位。低迷から常勝へ。進化を支えた精鋭たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:モハメド・サラー

モハメド・サラー
【写真:Getty Images】


生年月日:1992年6月15日
移籍金:4200万ユーロ(約59億円)
在籍期間:17年夏~
リーグ戦成績:180試合118得点50アシスト

 モハメド・サラーは2017年夏にリバプールに加入し、いまでは世界トップレベルのFWと評価されるようになった。リバプールの今の成功は、サラーなしには語れない。

 2013年から15年1月までチェルシーでプレーしていたサラーは、イタリアへ移籍。2017年夏に4200万ユーロ(約59億円)でリバプールへ移籍し、イングランドに戻ってきた。ローマ時代もコンスタントにゴールを決めていたが、リバプール移籍で圧倒的なストライカーに変貌している。

 ローマ時代に比べてゴールに近い位置でプレーするようになったサラーは、ユルゲン・クロップ監督のゲーゲンプレッシングに打ってつけだった。ハイプレスのきっかけとして働き、高い位置でボールを奪うと、抜群のスピードで飛び出していく。リバプールの必勝パターンは、サラーの特長を最大限にいかしたものになった。

 プレミアリーグ得点王3回、最優秀選手賞1回という個人賞が、サラーがリバプールで与えた影響の大きさを物語っている。市場価値は加入当初4000万ユーロ(約56億円)だったが、一時は1億5000万ユーロ(約212億円)まで上昇。現在はやや下がったものの、それでも1億ユーロ(約141億円)という評価だ。プレミアリーグ・ナンバーワン評価額も納得の大エースである。

【了】

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