DF:ジョーダン・バイアー(U-21ドイツ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年5月19日
21/22リーグ戦成績:17試合0得点1アシスト
ボルシア・メンヒェングラードバッハではボランチでの起用を第一に考えられている可能性が高い板倉滉だが、当然ながらセンターバックでのプレーがメインになることもあり得る。そのため他のCBをライバル候補から除外することは決してできないだろう。その“候補”の1人が、ドイツの若きDFルイス・ジョーダン・バイアーである。
地元クラブでキャリアをスタートさせたバイアーは、2012年にデュッセルドルフの下部組織に加入。そして2015年にボルシアMG下部組織へと移り、その3年後にトップチームへの昇格を果たした。ちなみに“ルイス”がファーストネームだが、ボルシアMG下部組織のチームメイトにルイス・ヒーペンがいたため、ミドルネームのジョーダンで呼ばれるようになったとのこと。「ジョーダン」はバスケットボール好きの父親がマイケル・ジョーダンに倣って名付けたようだ。
トップチームデビューは2018/19シーズンのことで、ブンデスリーガ9試合、DFBポカール1試合に出場した。翌2019/20シーズン途中にはハンブルガーSVにレンタル移籍し、主力として活躍。ボルシアMGに復帰した2020/21シーズンは公式戦4試合の出場に留まったが、昨季はトップチーム昇格後、キャリアハイとなるブンデスリーガ17試合出場を果たすことになり、シーズン途中には2026年までの契約延長を勝ち取っていた。
そんなバイアーは身長187cmという恵まれた体格を有しており、CBとサイドバックの両方でプレーすることが可能。とくにタックルの上手さに定評があり、昨季のブンデスリーガではチーム内のDFの中でトップとなる46回のタックルを成功させていた(データサイト『Sofa Score参照』)。ポジショニング等にはまだまだ改善の余地があるが、今後の成長が楽しみな存在である。