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板倉滉、ボルシアMGで待つ新たなライバル5人。ワールドカップ優勝メンバーに評価急上昇中の逸材も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:マルヴィン・フリードリヒ(ドイツ)

マルヴィン・フリードリヒ
【写真:Getty Images】


生年月日:1995年12月13日
21/22リーグ戦成績:13試合0得点0アシスト(ウニオン・ベルリン)
21/22リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)

 シャルケの下部組織出身で、2014年にはトップチームデビューを果たしたが、定位置確保はならず。2016年に移籍したアウクスブルクではBチームでのプレーに終始するなど、なかなか芽が出なかった。しかし、2018年にウニオン・ベルリンへ移籍すると実力を発揮。加入後すぐに主力となり、2年目にはブンデスリーガ昇格に貢献した。その後はトップカテゴリーでも確かな存在感を示し、2020/21シーズンには『キッカー』誌によるブンデスリーガ前半戦ベストイレブンにも選出されていた。

 そうしたU・ベルリンの活躍が評価され、今年1月にボルシア・メンヒェングラードバッハに移籍。当時のマックス・エベールSD(フリードリヒ加入後に電撃辞任)には「ここ数年間、ベルリンで素晴らしい成長を遂げ、ドイツ最高峰のリーグでトップディフェンダーの1人に数えられるまでになった」と高く評価されていた。

 しかし、ボルシアMGでの船出は厳しいものとなった。加入後すぐに出場機会を得るも、失点を止められず。0-6大敗を喫した第23節ドルトムント戦では前半のみでの交代を余儀なくされていた。その後はインフルエンザを患い、回復した矢先に新型コロナウイルスに感染するなど離脱が続いてしまい、結局リーグ戦では8試合の出場に留まってしまった。

 実力は確かである。身長193cm・体重81kgの体格を駆使したタイトなマークでマッチアップするFWを封殺する能力に長けており、空中戦の強さは抜群で攻守において相手の脅威となる。それだけに、2021/22シーズンの結果は悔しいものとなったはず。新シーズンへの意気込みは相当強いだろう。

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