フットボールチャンネル

記憶から消したい…。レアル・マドリード、最悪の補強ランキング1~5位。移籍金121億円の“寄生虫”、期待はずれのバロンドーラーも

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:ガレス・ベイル

Gareth Bale
【写真:Getty Images】

生年月日:1989年7月16日
移籍金:1億ユーロ(約121億円)
在籍期間:2013年9月~2022年7月
リーグ戦成績:176試合81得点46アシスト

 弱冠16歳でプロデビューを飾ったガレス・ベイルは2007年夏にトッテナムに移籍する。最初の2シーズンはなかなか出場機会に恵まれなかったが、在籍3年目からは出場時間を徐々に増やしていく。トッテナムに在籍した最後の2年間はともに公式戦40試合以上に出場し、2桁得点・2桁アシストを記録し、ワールドクラスの逸材に数えられるようになった。

 そのベイルは2013年9月に、1億ユーロ(約121億円)という破格の移籍金でレアル・マドリードへと完全移籍した。驚異的な身体能力が持ち味だった同選手は、加入後すぐにスタメンに定着し、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドと組んだ“BBC”トリオは、欧州最強の3トップとしてゴールを量産していった。

 一方で、ベイルは長い間スペインに在住していたのにも関わらず、スペイン語を習得することはなく、これを理由にロッカールームでは孤立。また、相次ぐ負傷や2016年に就任したジネディーヌ・ジダン監督と良い関係を築くことができなかったことから出場時間も減少。19/20シーズンには20試合3得点2アシストと自己最悪の成績でフィニッシュするなど、ベイルのチーム内での比重は大きく下がっていた。

 良い成績を残すことができないにも関わらず、ロナウド退団後はチーム最高額となる2746万ユーロ(約33億円)を貰っており、クラブにとって経済的負担となっていた。その様子を、現地メディアはベイルを“寄生虫”と批判した。ベイルは2022年6月末限りでレアルを離れることとなったが、ラスト数シーズンで見せた成績やクラブ・ファンへの態度は非常に失望に値するものだった。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top