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なぜか…ブラジル代表で輝けなかった5人の名手。クラブでは絶対的な存在も…選手層が厚すぎて試合に出られなかった選手たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

ラ・リーガ屈指のCB

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【写真:Getty Images】

DF:ジエゴ・カルロス(アストン・ヴィラ)
生年月日:1993年3月15日
ブラジル代表成績:なし(招集歴はあり)
ラ・リーガ成績:78試合5得点0アシスト

 21年夏に行われた東京オリンピックでは、オーバーエイジ枠の選手としてブラジルU-23代表の優勝に大きく貢献。今季限りで所属したセビージャではラ・リーガ屈指のCBと評価されるジエゴ・カルロスだが、ブラジル代表に出場した経験はない。母国ではプロ選手として活躍できず、14年にポルトガルのエストリルへ移籍。16年夏に加入したナントで才能が開花した。

 19年夏に加入したセビージャでは、加入初年度から絶対的なレギュラーに定着し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献。フィジカル、スピード、高さはどれも一級品で、コンビを組むジュール・クンデと共にメガクラブからの関心が寄せられ、2022年7月にプレミアリーグのアストン・ヴィラへと完全移籍した。

 20年11月にはセビージャでの活躍が評価され、ブラジル代表に初選出された。しかし、マルキーニョス、エデル・ミリトン、チアゴ・シウバらの壁は高く試合に出場することはできなかった。また、チッチ監督は直近にベンフィカのルーカス・ベリッシモを積極起用しており、ジエゴ・カルロスの序列は5番手以下となっている。

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