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2022シーズンのJ1リーグはすでに前半戦が終了し、後半戦に突入している。各クラブの目標は明確になりつつあり、戦いはより激しさを増していくだろう。今回は、京都サンガF.C.の前半戦を振り返ると同時に、今季の最終順位を“どこよりも遅く”予想していく。※数字は7月11日時点

京都サンガF.C.

監督：曺貴裁
前半戦成績：5勝5分7敗（10位）
予想順位：8位

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　昇格組ながら、ここまでは健闘を見せている。第1節でいきなり浦和レッズを撃破すると、第16節では絶対王者の川崎フロンターレに1-0で勝利。結果、前半戦を10位という十分な成績で終え、曺貴裁監督が志向する攻守にアグレッシブに戦うスタイルがJ1でも通用することを証明した。

　この躍進に欠かせなかったのは、やはりピーター・ウタカの活躍だ。38歳という年齢を感じさせない高い決定力を生かし、チームに多くの勝ち点をもたらしてきた。また武田将平、松田天馬、川﨑颯太、福岡慎平らが担う中盤の強度はJ1屈指であり、麻田将吾、メンデス、アピアタウィア久らCB陣がハイラインで支えられているのも大きい。

　後半戦、より上位を狙うには、まずウタカに次ぐ得点源が欲しいところ。山﨑凌吾や武富孝介、豊川雄太らの奮起に期待がかかる。また、前半戦は期待値を上回る内容を見せた一方、波が激しかったのも事実なので、ここからはその波を落ち着かせることも重要となってくるはずだ。

【了】