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なぜか…アルゼンチン代表で輝けなかった5人の名手。クラブでは絶対的な存在も…選手層が厚すぎて試合に出られなかった選手たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:アレハンドロ・ゴメス

アレハンドロ・ゴメス
【写真:Getty Images】

MF:アレハンドロ・ゴメス(セビージャ/スペイン)
生年月日:1988年2月15日
アルゼンチン代表成績:10試合3得点2アシスト

 近年目覚ましい成長ぶりをみせているアタランタだが、その中で特別な存在感を放ってきたのがアレハンドロ・ゴメスである。2015年に加入すると、そこから毎シーズンのようにゴールとアシストを量産。2019/20シーズンにはセリエAだけで16ものアシストを記録し、見事同リーグの年間最優秀MFに選出されている。監督との確執によって退団したのは残念だったが、間違いなくクラブの顔だった。

 しかし、アタランタで爆発的な活躍を披露したA・ゴメスだが、アルゼンチン代表ではなかなか目立つことができていない。2017年に代表デビューを果たすも、その後は選外続き。2018年ロシアワールドカップ、そして2019年のコパ・アメリカでもメンバーに名を連ねることはなかった。

 2020年10月に約3年ぶりとなる代表復帰を果たし、それ以降招集自体は続いているのだが、リオネル・メッシにアンヘル・ディ・マリア、さらに若いラウタロ・マルティネスやニコラス・ゴンサレスと攻撃陣の層が厚い中で出番は限定的。昨夏のコパ・アメリカ2021でも全7試合中、出場はたった2試合だった。能力にまったく疑いの余地はないのだが、絶対的な存在になることはどうやら難しいようだ。

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