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世界最高のGKは誰だ!サッカー選手能力値ランキング11~15位。南米最高峰の守護神、東京五輪で活躍したGKも(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:ウナイ・シモン(スペイン代表/アスレティック・ビルバオ)

ウナイ・シモン22
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年6月11日
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
20/21リーグ戦成績:37試合40失点(無失点9試合)

 2018年7月にアスレティック・ビルバオでトップチーム昇格を果たす。昇格2年目からはスタメンに定着し、リーグ戦では13回のクリーンシートを記録。スペイン代表では不動とされていたダビド・デ・ヘアからポジションを奪い、ルイス・エンリケ監督からは厚い信頼を得ている。東京五輪2020にも出場し、銀メダル獲得に大きく貢献した。

 ウナイ・シモンの「セービング」能力の高さはラ・リーガでもトップクラスを誇る。今季リーグ戦では、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンやヤン・オブラクなど、ワールドクラスのGKたちを抑え、ラ・リーガ4位の記録となる1試合平均0.91失点を記録した。スペイン代表では出場した25試合の内11試合を無失点に抑えるなど、数字からその「セービング」能力の高さが見て取れる。

 身長190cmと大柄なシモンは「ハイボール」処理能力にも優れていて、平均身長が他国よりも低いスペイン代表において非常に頼りになる存在だ。「ハンドリング」も安定しており、空中戦においては文句なしの選手だ。「ハイボール」のみならず、「反射神経」の高さと長い手足を活かし、低弾道のシュートをストップするシーンもこれまで何度も見せてきた。

 スペイン人としては珍しく「キック」と「テクニック」が比較的低い数値を記録している。これまで国際大会では何度かトラップミスから失点を招いており、足元の技術には改善が必要のようだ。シモンはまだ25歳とまだ伸びしろがあり、このようなミスを減らすことができれば、能力値ランキングトップ10入りも十分あり得るだろう。

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