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バルセロナ、期待の新戦力全選手紹介。将来を担う若手から最強のベテランまで

シリーズ:期待の新戦力全選手紹介 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ハフィーニャ(ブラジル代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1996年12月14日
前所属:リーズ・ユナイテッド(イングランド)
移籍金:5800万ユーロ(約69.6億円)
21/22リーグ戦成績:35試合11得点3アシスト

 20歳で母国ブラジルを離れ、ポルトガルに渡った。加入したヴィトーリア・ギマランイスでは初年度から公式戦40試合に出場し、在籍2年目には2桁得点を記録する大活躍を見せ、チーム最優秀選手に選出された。その後は名門スポルディングとフランス1部のスタット・レンヌを経て、2020年夏に名将マルセロ・ビエルサ率いるリーズ・ユナイテッドに完全移籍することとなった。

 リーズではすぐさまポジションを確保。ブラジル人特有の細かいステップとリズムを活かしたドリブルスキルで、サイドから攻撃を組み立てた。正確なキックで味方のゴールをお膳立てしたり、エリア外から強烈なシュートを叩き込むなど、左足から放たれる正確無比なキックも魅力だ。プレーに波がほとんどなく、毎試合で高いレベルでプレーできる部分もこのブラジル人の魅力の1つだろう。

 チェルシーやアーセナルなどのビッグクラブが同選手の獲得に動き出したが、争奪戦を制したのはバルセロナだった。移籍金は5800万ユーロ(約70億円)とリーズ史上最高額の売却額となっている。今年7月に行われたプレシーズンツアーにも同行し、4試合で2得点3アシストを記録する大活躍を見せた。ハフィーニャは昨季まで不動のRGWを務めていたウスマンヌ・デンベレとポジション争いを繰り広げることになるが、シャビ・エルナンデス監督にとっては非常に素晴らしいカードが2枚揃うこととなった。

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