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バルセロナ、期待の新戦力全選手紹介。将来を担う若手から最強のベテランまで

シリーズ:期待の新戦力全選手紹介 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ジュール・クンデ(フランス代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1998年11月12日
前所属:セビージャ
移籍金:5000万ユーロ(約60億円)
21/22リーグ戦成績:32試合2得点1アシスト

 ジロンダン・ボルドーの下部組織出身のジュール・クンデは、2019年7月に移籍金3500万ユーロ(約42億円)でセビージャに完全移籍。海外初挑戦ながらも初年度からポジションを確保し、19/20UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。それ以降もジエゴ・カルロスとコンビを組み、ラ・リーガ屈指の守備力を武器に活躍。フレン・ロペテギ監督からの信頼は非常に厚く、20/21シーズンにはチーム最多の出場時間を記録した。

 身長178cmとCBにしては比較的小柄だが、跳躍力やスピードなどの身体能力が高いため、空中戦や1対1の時でもサイズの不足を全く感じさせない。ボール保持時にも存在感があり、キック精度の高さを活かしたロングパスで攻撃のチャンスを生み出すシーンもよく見られる。攻守両面で発揮できるスキルの高さを兼ね備えている故に、セビージャやフランス代表で最終ラインを統率する存在となれている。

 高いレベルのパフォーマンスを披露したことで、チェルシーやバルセロナなどのビッグクラブが興味を示していた。一時はチェルシーが獲得間近との報道もあったが、一転して2022年7月末にバルセロナへの加入が決まった。クンデは23歳とまだまだ若いが、その実力はスペインではトップレベルだ。エリック・ガルシアやロナルド・アラウホと共に今後のディフェンスラインを担っていくCBになるだろう。

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