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久保建英 2年前

久保建英に覚醒の予感。レアル・ソシエダデビュー戦で見せた変化、マジョルカ時代になかった形とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第1節、カディス対レアル・ソシエダが現地時間14日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利した。今夏ソシエダに加入した日本代表MF久保建英は先発出場を果たし、決勝ゴールをマークといきなり存在感を発揮。新たな可能性と、覚醒の気配を感じさせた。(文:小澤祐作)


2トップの一角で躍動した久保建英


【写真:Getty Images】

 いよいよ覚醒の時が来たのかもしれない。まだ1試合を終えたばかりということは重々承知しているが、そう思わざるを得ないほど、久保建英の存在感は大きかった。

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 イマノル・アルグアシル監督体制5年目を迎えたレアル・ソシエダの初陣、カディス戦。今夏レアル・マドリードからやって来た久保は、いきなり先発に名を連ねた。ポジションは、2トップの一角。アレクサンダー・イサクと並んだ。

 このアルグアシル監督の采配によって、久保は持ち味を最大限に発揮することができた。ポジションこそ2トップの一角だが、ピッチ内ではフリーマンとしての役割を果たしている。ライン間でボールを引き出すことはもちろん、左右両サイドに流れて幅を取ったりと、多彩な動きで相手DFを困惑させた。

 味方との連係も実にスムーズだった。トップ下に入っていたダビド・シルバとうまく位置を変えたり、後半にはブライス・メンデスとのコンビネーションからチャンスを作ったりと、まるで長く一緒にプレーしているかのように、周囲との感覚が合っていた印象を受ける。プレシーズンマッチではボールホルダーに近寄り過ぎてしまうことも目立ったが、アルグアシル監督からの指示もあったか、このカディス戦ではさほど気にならなかった。

 そんな久保のカディス戦における最大のハイライトは、24分だろう。

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