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なでしこジャパン不動の右SBがイングランドへ。清水梨紗のウェストハム移籍が決定、親友と再びチームメイトに

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



なでしこジャパンDF清水梨紗がイングランド移籍!

 日テレ・東京ヴェルディベレーザは28日、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)にも選ばれているDF清水梨紗がウェストハム・ユナイテッドLFCへ完全移籍すると発表した。



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 ウェストハムには、なでしこジャパンのMF長谷川唯が在籍している。清水はベレーザの育成組織時代から同期として育ち、なでしこジャパンでも共闘する“親友”とイングランドでもチームメイトとしてプレーすることになる。

 今回の移籍にあたり、清水はベレーザの公式サイトでコメントを発表し「中学1年生からの約14年間、このクラブに関わるたくさんの人に助けられ、怒られ、寄り添ってもらい、そしてここにしかないサッカーを教えていただいて成長することができました。今の自分がいるのはこのクラブのおかげです」と感謝を述べた。

 そして「サッカーを楽しみながら、サッカーに向き合い、日々練習をしていく中で、ベレーザで学んだ事を表現できるか、自分よりも大きく、強く、速い選手がたくさんいる環境で挑戦してみたいという気持ちが強くなり、海外に行く決断をしました」とイングランド移籍に至った経緯も説明した。

 清水はなでしこジャパンで代役不在の右サイドバックとしてプレーし、2023年のFIFA女子ワールドカップでも活躍が期待される。右サイドを90分間上下動し続けられる驚異的な運動量とスタミナを誇り、国内では抜きん出た能力を示してきた。

 ベレーザでは、なでしこリーグ1部で5度の優勝に貢献し、同リーグカップも3度制覇。皇后杯も5度優勝するなど数々のタイトル獲得に貢献。個人としてもなでしこリーグのベストイレブンに4度選出され、優勝こそ逃したもののWEリーグ初年度だった2021/22シーズンはベストイレブンと優秀選手賞を受賞した。

 なでしこジャパンの中心選手として臨むであろうワールドカップまで1年を切っている。26歳で初の海外挑戦となるが、イングランドのFA女子スーパーリーグという欧州屈指のハイレベルな環境で清水はどんな進化を遂げるだろうか。

【了】

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