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イングランドの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アンディ・キャロル

1221-キャロル
【写真:Getty Images】


FW:アンディ・キャロル(元イングランド代表/無所属)
生年月日:1989年1月6日
イングランド代表:9試合2得点0アシスト

 ニューカッスルで得点を量産し、注目を集めたアンディ・キャロルも怪我に悩まされた選手の1人だ。17歳でトップチームデビューを果たしたキャロルは、07/08シーズン後半から徐々に起用され始めた。しかしその矢先、同シーズン終了後に足首関節内側靭帯を損傷。4ヵ月におよぶ長期離脱を強いられた。

 怪我の影響もあり、その年はリーグ戦14試合に止まったが、10/11シーズンには開幕戦から19試合で11得点を記録。その才能が開花し、2011年1月には4100万ユーロ(約49億円)でリバプールに移籍を果たした。しかし、結果を残せず2012年8月にウエストハムにレンタル移籍すると、度重なる重症に悩まされることとなった。

 2013年は踵の骨の損傷と骨折、2014年は足首の靭帯断裂、2015年は再び足首関節内側靭帯を損傷、2018年には足首の手術など、在籍中はほぼ毎年のように長期離脱を強いられた。その後、2019年にニューカッスルに復帰するもやはり負傷が続き、決めた得点は2年間で1得点のみ。2021年7月に退団以降は無所属となったが、同年11月にチャンピオンシップ(2部)のレディングに加入した。その後、今年1月に移籍したウェスト・ブロムウィッチではほとんど怪我無くリーグ戦15試合出場していたが、7月に退団。現在は再び無所属となっている。

【了】

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