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イングランドの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:マイカ・リチャーズ

1221-マイカ・リチャーズ
【写真:Getty Images】


DF:マイカ・リチャーズ(元イングランド代)
生年月日:1988年6月24日
イングランド代表:13試合1得点2アシスト

 マンチェスター・シティの下部組織出身のマイカ・リチャーズは、17歳にしてスタメンの座を勝ち取った。11/12シーズンには44年ぶりのリーグ優勝に貢献。急激な進化を遂げていくクラブを支え、輝かしいキャリアを歩んでいくと思われた。しかし、2012年に悲劇が起きてしまった。

 2012/13シーズンの第9節、スウォンジー戦で右膝半月板軟骨を損傷。手術を余儀なくされ、5ヵ月の戦線離脱を強いられた。それまでスタメン出場していたが、この大怪我以降はなかなかパフォーマンスが戻らず、出場機会も激減。2014年にはフィオレンティーナにレンタル移籍するも、ここでもハムストリングの負傷や太ももの負傷により、リーグ戦出場は10試合に終わった。

 右膝の大怪我により、マンチェスター・シティで苦悩のシーズンを送ることになってしまったマイカ・リチャーズは、その後2015年にアストン・ヴィラに移籍した。15/16シーズン開幕戦からスタメン出場を続けていたが、2015年11月に古傷を負傷。12月には復帰を果たすも、2016年10月にまたしても右膝を負傷してしまった。古傷に苦しめられ、痛々しいキャリアを送ってきたリチャーズはこの負傷以降ピッチに戻ることは叶わず、2019年に引退を決断している。

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