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浪費か強化か。クラブ別移籍金支出ランキング1〜10位。1位はなんと約400億円! プレミア勢が7チーム登場の猛威

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:トッテナム(イングランド)


【写真:Getty Images】


総支出額:1億6990万ユーロ(約241億円)
最高額獲得選手:リシャルリソン(5800万ユーロ/約82億円)
その他の主な獲得選手:イヴ・ビスマ(2920万ユーロ/約41億円)、ジェド・スペンス(1470万ユーロ/約21億円)

 トッテナムが今夏の移籍金支出額ランキングで4位だ。ただ、1億6990万ユーロ(約241億円)という金額ほどのインパクトはなかったかもしれない。

 トッテナムは7月1日にエヴァートンからブラジル代表FWリシャルリソンを迎えることを発表した。そのほかではブライトンからMFイヴ・ビスマを獲得している。ただ、今夏の獲得した選手のうち2番目に高額なDFクリスティアン・ロメロはレンタルで昨季から在籍しており、完全移籍となっただけ。新加入ではない。また、19歳のDFデスティニー・ウドジエは権利を獲得しただけでウディネーゼにレンタルで残留させている。即戦力ではなく、将来への投資だ。

 ただ、他クラブに比べるとハデさはないものの、適材適所の補強といった印象。インテル退団でMFイヴァン・ペリシッチをフリーで獲得したことも大きなプラスと言えそうだ。

 ハリー・ケインとソン・フンミンという強力な前線がいるトッテナム。アントニオ・コンテ監督としては、超ビッグネームもほしいというのが本音のはずだが、ビジョンのはっきりした支出と言えそうだ。

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