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日本代表 2年前

意外!? ワールドカップ出場ゼロの歴代サッカー日本代表5人。見たかった…。主力だったのに大舞台に縁がなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部

久保竜彦(くぼ・たつひこ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1976年6月18日
招集歴:1998年10月~2006年5月
日本代表通算成績:32試合11得点

 身体能力の高さと左足から放たれる強烈なシュートを持つ久保竜彦は、当時の日本人FWの中でも突出した才能を持っていた。朴訥とした受け答えとは対照的に、「ドラゴン」と呼ばれたダイナミックなプレーはJリーグとアジアで猛威を振るった。

 サンフレッチェ広島でプロ4年目の1998年から4年連続でリーグ戦2ケタ得点を記録し、Jリーグを代表するストライカーとなった。98年には日本代表デビューも果たしたが、フィリップ・トルシエ監督の下では14試合0得点と結果を残せず、2002年のワールドカップメンバーに入ることはできなかった。

 03年には横浜F・マリノスに移籍して16得点を挙げて年間優勝に導き、ジーコ監督の下で代表にも復帰した。久保はドイツワールドカップアジア1次予選初戦のオマーン代表戦で、後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めて一躍ヒーローに。規律違反で一時は代表を外れたが、復帰後の欧州遠征でゴールを量産してエースとなった。

 しかし、その後は持病の腰痛などもあり、日本代表から遠ざかることに。ワールドカップイヤーの2006年には代表に戻ってきたが、ワールドカップメンバーに久保の名前はなく、高原直泰、柳沢敦、大黒将志、玉田圭司、巻誠一郎の5人がドイツに赴いた。

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