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あまりに不運…最後の最後でW杯出場を逃したアルゼンチン代表の5人。絶対的守護神、全盛期のMFを襲った悲劇とは?

シリーズ:最後の最後でW杯出場を逃した5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:フェルナンド・ガゴ(2010年)


【写真:Getty Images】


生年月日:1986年4月10日
アルゼンチン代表通算成績:61試合0得点4アシスト

 ボカ・ジュニオーズの下部組織出身のフェルナンド・ガゴは2007年2月に20歳でアルゼンチン代表デビューを飾り、その半年後にレアル・マドリードへと移籍している。マドリーでも主力として結果を残し、2008年10月に代表監督に就任したディエゴ・マラドーナの下でもレギュラーに定着した。

 自身初のW杯出場の可能性が高まる中で臨んだ2009/10シーズンだったが、ガゴと同世代の若手選手だったエステバン・グラネロの出場機会が増えたことなどが影響してスタメン出場の機会を大幅に減らした。その結果、南アフリカW杯の23名の代表メンバーからも外れた。

 その後は新監督のジョゼ・モウリーニョの下で完全な構想外になるなどクラブでも不遇の時を過ごしたが、生まれ育ったボカで完全復活を遂げ、14年のブラジルW杯では主力選手として6試合に出場。大会直前で代表漏れを経験した10年大会のリベンジを4年越しに果たした。

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