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落選の危機!? オランダ代表、W杯メンバー当落線上の5人。昨季ブレイクのFWに逸材MFも

シリーズ:当落線上の5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アルノー・ダンジュマ(ビジャレアル/スペイン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年1月31日
オランダ代表通算成績:6試合2得点1アシスト

 ビジャレアルに所属するアルノー・ダンジュマは、昨季ブレイクを果たした1人。ラ・リーガで10得点、チャンピオンズリーグ(CL)で6得点を奪い、その市場価値は一気に5000万ユーロ(約60億円)まで跳ね上がった。そうした活躍もあり、昨年11月には2018年以来遠ざかっていたオランダ代表招集を果たすことになった。

 しかし、昨季終盤に負った筋肉系の怪我の影響で、今年6月シリーズを欠場。さらに先月も、復帰したばかりということもあってかルイス・ファン・ハール監督から声がかかることはなかった。オランダ代表はEURO2020(欧州選手権)終了後しばらく、4-3-3をベースに戦っていたが、今年に入り再び3バックを採用。ダンジュマはシステム変更後まだ1試合、それも13分しかプレーしておらず、ファン・ハール監督によればそれは「マイナス」とのこと。同指揮官は「もちろんベストコンディションなら(カタールに)連れていく可能性はある」としたが、厳しい状況にあるのは間違いない。

 またダンジュマにとってさらなる逆風となったのが、フィンチェント・ヤンセンの存在。かつてトッテナムなどでプレーしたFWは今年、約5年ぶりに代表復帰すると、長身を生かしたポストプレーで違いを生み、3試合で2アシストを記録と活躍。FW陣の競争をさらに激化させた。ダンジュマはワールドカップメンバー発表までの限られた期間の中、ビジャレアルで存在感をアピールできなければ、落選という屈辱を味わうことになるだろう。


【了】

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