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久保建英 1年前

久保建英の“個”は光っていた。ボロが出たレアル・ソシエダで放った存在感【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

疲労の影響は「大」



 後半、イマノル・アルグアシル監督はシルバを下げロベルト・ナバーロを投入した。なぜ、ビハインドの状況で前半の個人ポゼッション率ナンバーワンだったシルバを下げるのか正直疑問だったが、どうやら足に問題を抱えてしまったようだ。

 ビルドアップの中心であるシルバを失い、ハッキリとした戦術的な修正も施せなかったラ・レアルは後半も精彩を欠き続けた。シュート数自体は多かったが、決定機はバジャドリーの方が多かった。

 過密日程による疲労の蓄積がこの試合では大きく響いた。ソシエダはメンバーを固定してここまで戦ってきたが、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデス、シルバらは明らかに足が重かった。ヨーロッパリーグ(EL)のオモニア・ニコシア戦がすぐにやってくるが、さすがにターンオーバーした方がいいだろう。

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