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もう見たくない…。バルセロナで嫌われた5人。クラブ史上最悪の裏切り者に有罪判決を受けた男まで

シリーズ:嫌われた5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/スペイン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1991年3月21日
バルセロナ通算成績:102試合35得点17アシスト

 2017年夏、バルセロナはアントワーヌ・グリーズマン獲得に動き出すも失敗。しかし、2019年夏に2年越しに遂に獲得が実現した。その移籍金は1億2000万ユーロ(約144億円)とクラブ史上3番目に高い金額だったが、アトレティコ・マドリードやフランス代表で見せた活躍からすれば妥当な金額とされ、新天地バルセロナでの活躍に期待が寄せられた。

 しかし、加入後早々にグリーズマンは物議を醸し出す出来事を起こすことに。2019年7月に行われた日本でのプレシーズンツアー中、同選手とウスマンヌ・デンベレは滞在先のスタッフに対し人種差別的発言をした動画を撮影。これが後にインターネット上で拡散されたことで世界中から非難を浴び、両者はその後自身のSNSを通じて釈明と謝罪のメッセージを述べた。

 悪い意味でピッチ外で注目を浴びたグリーズマンだったが、ピッチ上ではアトレティコ在籍時ほどの存在感を発揮できず。絶対的エースのリオネル・メッシとプレーエリアが被ったことでグリーズマンは左WGに追いやられ、パフォーマンスが失速。1億2000万ユーロ(約144億円)という大金を注ぎ込んだにも関わらず、不甲斐ないプレーを繰り返すグリーズマンに対し、サポーターがブーイングを浴びせることは決して少なくなかった。

 遂にクラブは不良債権化したグリーズマンの売却を望み、同選手は昨夏に古巣アトレティコに期限付きで移籍。そして、今年10月には同クラブへの完全移籍が決定した。バルセロナで見せたパフォーマンスからすれば、「クラブ史上最悪の補強」の1人と言われても仕方がない。

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