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もう見たくない…。バルセロナで嫌われた5人。クラブ史上最悪の裏切り者に有罪判決を受けた男まで

シリーズ:嫌われた5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ルイス・フィーゴ(現役引退)


【写真:Getty Images】


生年月日:1972年11月4日
バルセロナ通算成績:248試合45得点58アシスト

 1989年5月にヨハン・クライフを新監督に招聘したバルセロナ。ペップ・グアルディオラやロナルド・クーマンなどを中心としたチームを構成し、ラ・リーガ4連覇やUEFAチャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトルを獲得した。しかし、時間とともに「ドリームチーム」は徐々に崩壊。主力選手らがクラブを離れ、93/94シーズン以降は他クラブにタイトルを譲ることが増えた。

 そして1995年夏、救世主として現れたのがポルトガル史上最高の選手の1人との呼び声高いルイス・フィーゴだった。得点を量産するタイプの選手ではなかったものの、変幻自在のドリブルで大衆を魅了し、味方のゴールを数多く演出した。そして、同選手の活躍により低迷していたクラブも復調。98/99シーズンからはキャプテンを務めるなど、フィーゴはまさにクラブの象徴的存在だった。

 しかし、EURO2000(欧州選手権)終了後、フィーゴはフロレンティーノ・ペレス会長が就任した宿敵レアル・マドリードへの移籍を決断する。この“禁断の移籍”にバルセロナサポーターは当然ながら激怒。2000年10月、本拠地カンプ・ノウで行われたエル・クラシコで白いユニフォームを着て出場したフィーゴに対し、観客は「裏切り者」「守銭奴」と罵声を浴びせ、豚の頭を投げる者まで現れたのだった。

 そして、この出来事は現在まで語り継がれており、今でもフィーゴに嫌悪感を抱えるバルセロナサポーターは数多く存在する。同選手は後に「バルセロナ時代は最高の日々だった」と振り返るが、この行為によって“クラブ史上最悪の裏切り者”と呼ばれても当然だろう。

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