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日本代表 1年前

2002年、日本代表史上最強! 伝説の5人。中田英寿、稲本潤一…歴史に名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:中田浩二

中田浩二
【写真:Getty Images】


生年月日:1979年7月9日
トルシエジャパン成績:31試合0得点1アシスト

 鹿島アントラーズでプロデビューした中田浩二は、1999年のワールドユース(現U-20ワールドカップ)直前に、フィリップ・トルシエ監督によってボランチからDFにコンバートされている。そのままA代表でも最終ラインの一角を担うことになり、結果としてフランス人指揮官の元でコンスタントにプレーした選手の一人となった。

 トルシエ監督の代名詞と言えば「フラット3」で、集大成となった日韓ワールドカップでもその戦術を採用している。中田が主に担ったのはそんなフラット3の左という重要かつ難しいポジションだったが、正確無比なロングフィードやサイドバックのようなオーバーラップを武器に、見事に務め上げていた。この男がいなければ、日本代表史上初のW杯ベスト16入りはなかったかもしれない。

 中田は2005年1月に鹿島からフランスの名門マルセイユへと旅立っている。当時の指揮官は他でもないトルシエであり、もちろん中田の獲得を希望したのが同監督だった。このことからも、いかにトルシエ監督にとって中田浩二という男が重要だったかわかるだろう。

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