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なぜか…ドイツワールドカップで輝けなかった5人の名手。世界中を裏切ったファンタジスタとは?

シリーズ:ワールドカップで輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表)

1122-ドログバ
【写真:Getty Images】


生年月日:1978年3月11日
ドイツワールドカップ成績:2試合1得点0アシスト

 コートジボワールの英雄、ディディエ・ドログバはフランスのマルセイユで頭角を現した。リーグ戦35試合19得点の活躍を見せると、リーグ・アン年間最優秀選手に選出された。さらに、UEFAカップ(現ヨーロッパカップ)では決勝進出に貢献。優勝こそ逃したが、大会を通して6得点を決めて得点王に輝いた。

 すると、翌年にジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーに移籍。ビッグクラブ移籍を果たした。代表でも絶対的な存在となったドログバはチームを牽引。2005年10月に行われたアフリカ予選でスーダン代表に勝利し、コートジボワール初のW杯出場を決めた。さらに試合後、中継カメラに向かって内戦を止めるように訴え、内戦終結のきっかけを作った話は有名だろう。

 サッカーだけでなく、国中に絶大な影響力を持つドログバは、その期待を一身に背負ってドイツW杯に挑んだ。しかし、アルゼンチン、オランダがいる死のグループに入ってしまい、結果はグループリーグ敗退。初戦でW杯初得点を決めたが、アルゼンチンとオランダに敗戦。最終節のセルビア・モンテネグロには勝利したが、ドログバは累積警告のため出場できずに終わった。

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