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なぜか…南アフリカワールドカップで輝けなかった5人の名手。代表から追放されたのは…

シリーズ:ワールドカップで輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:アンドレア・ピルロ(元イタリア代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1979年5月19日
南アフリカワールドカップ:1試合0得点0アシスト

 2006年のドイツワールドカップで優勝を果たしたイタリア代表。アンドレア・ピルロは中盤の要として7試合に先発出場し、準決勝、決勝でアシストを記録する大活躍みせた。大会を通じて1ゴール4アシストという好成績を収め、同大会で3番目に活躍した選手に贈られるブロンズボール賞を受賞した。

 2006年大会以降も好調を維持し、イタリア代表の絶対的な選手として中盤に君臨していたピルロ。当然、2010年の南アフリカ大会もメンバー入りを果たしたが、開幕2週間前の強化試合メキシコ戦でふくらはぎを負傷。代表チームから離脱することはなかったが、開幕2試合の欠場を余儀なくされた。

 ピルロの代わりにはリッカルド・モントリーボが先発に抜擢されたが、その穴は埋めきることができず。パラグアイ、ニュージーランドと格下相手にそれぞれ1-1の引き分けに終わった。グループリーグ第3戦スロバキア戦では1点ビハインドとなった展開で、ピルロが56分から強行出場。だが、試合には敗戦し、前回大会王者がまさかのグループリーグ敗退という屈辱を味わった。イタリア代表にとって、開幕直前のピルロの負傷はあまりにも痛恨だった。

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