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【スペイン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


アイメリク・ラポルテ
生年月日:1994年5月27日(28歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
22/23リーグ戦成績:3試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:15試合出場/1得点0アシスト

 昨年のユーロ(欧州選手権)を機にフランス代表からスペイン代表へと鞍替えをした球出しに優れた左利きのCB。マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督に「ラポルテは欧州最高の左CB」と言わしめるほどの実力者で、特に対角線へのロングフィードや前線への縦パスの質の高さはワールドクラスだ。昨季終盤はシティの最終ラインに負傷離脱が相次いだこともあり、怪我を負った中で強行出場を続けた。その結果、今季は開幕から出遅れたが、ワールドカップには間に合った。

パウ・トーレス
生年月日:1997年1月16日(25歳)
所属クラブ:ビジャレアル
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:21試合出場/1得点1アシスト

 相手FWを自身に食いつかせてからの縦パスや機を見たドリブルでの持ち運びでオフェンスを活性化させる攻撃的なCB。それでいて高さやフィジカルの強さなど守備者に必要な能力も高いレベルで兼ね備える。左利きの選手ではあるが、アイメリク・ラポルテと併用された場合は右CBとして起用されることが濃厚だ。スペイン代表初ゴールは、代表デビューからわずか1分後。

エリック・ガルシア
生年月日:2001年1月9日(21歳)
所属クラブ:バルセロナ
22/23リーグ戦成績:9試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:18試合出場/0得点0アシスト

 バルセロナとマンチェスター・シティで鍛えられた若手CB。長所と短所がはっきりしており、この両クラブで磨かれた配球能力の高さはスペイン代表でも随一だ。一方でCBに肝心な守備はあまり得意としておらず、フィジカルに自信のある選手相手だと脆さが露呈する。そのため自分たちが確実に主導権を握ることができる相手だと強みを発揮できる。スペイン代表では3番手の立ち位置で、昨夏のユーロ(欧州選手権)でも3試合に先発出場するなどルイス・エンリケ監督からの評価は高い。

ウーゴ・ギジャモン
生年月日:2000年1月31日(22歳)
所属クラブ:バレンシア
22/23リーグ戦成績:13試合出場/1得点4アシスト
代表通算成績:3試合出場/3得点1アシスト

 所属するバレンシアではアンカーのポジションで不動のレギュラーを獲得しているが、スペイン代表では出場した3試合全てでCBとして出場している。というのも、CBが本職であり、所属クラブではパス捌きの上手さを発揮するため、そして身長178cmの高さ不足を隠すために一列前のポジションにコンバートされた。今季は既に4アシストを記録するなど、その効果は確実に表れている。今回のワールドカップがA代表では自身初の国際大会出場となる。

セサル・アスピリクエタ
生年月日:1989年8月28日(33歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:41試合出場/1得点1アシスト

 所属するチェルシーで主将を務めるなど、ピッチ内外で抜群のリーダーシップを発揮するベテランサイドバックだ。20代の頃と比較するとスピードは落ちてきているが、経験をもとにした予測の鋭さやポジショニングの上手さで、的確に正対した選手の動きを捕まえる。1年以上スペイン代表から離れた時期もあったが、昨夏のユーロ(欧州選手権)を前に復帰。前回大会もワールドカップメンバーに選ばれたが、一度も出番は訪れず。今大会に賭ける思いは強い。

ダニエル・カルバハル
生年月日:1992年1月11日(30歳)
所属クラブ:レアル・マドリード
22/23リーグ戦成績:12試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:30試合出場/0得点4アシスト

 攻撃参加のタイミングとクロス、両方の質が高く、昨季ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したレアル・マドリードでも不動の存在だ。能力の高さとこれまでの実績は申し分ないのだが、懸念すべきは近年の負傷の多さであり、昨夏のユーロ(欧州選手権)は筋肉系のトラブルで出場を逃した。その間に堅実なアスピリクエタが序列を上げており、最近ではベンチスタートの方が割合としては多い。

ジョルディ・アルバ
生年月日:1989年3月21日(33歳)
所属クラブ:バルセロナ
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:86試合出場/10得点19アシスト

 バルセロナではシャビ監督がアレハンドロ・バルデを重宝しているためベンチスタートが増えているが、スペイン代表では不動のレギュラーだ。代表通算10得点19アシストという結果が証明するように攻撃参加のクオリティが高い。主将のセルヒオ・ブスケツが欠場した際にはキャプテンマークを巻く。

ホセ・ルイス・ガヤ
生年月日:1995年5月25日(27歳)
所属クラブ:バレンシア
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:18試合出場/3得点4アシスト

 豊富な運動量を武器に左サイドで上下動を繰り返すレフトバック。ドリブルで相手DFを剝がせるため、個人の仕掛けからクロスを上げてチャンスを演出することができる。今年の3月と6月はマルコス・アロンソが序列を上げたことで招集をされなかったが、同選手が今夏に加入したバルセロナで出場機会が少なかったことで9月に返り咲いた。所属するバレンシアでは主将を務める。

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