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【スペイン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


アルバロ・モラタ
生年月日:1992年10月23日(30歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
22/23リーグ戦成績:14試合出場/5得点1アシスト
代表通算成績:57試合出場/27得点6アシスト

 過去にスペイン代表にダビド・ビジャとフェルナンド・トーレスがいたことを考えると、アルバロ・モラタしか計算できるストライカーがいない現在はその時代と比較すると劣るかもしれない。しかし、ルイス・エンリケ政権におけるモラタの働きは見事であり、背負っても良し、スペースに走っても良し、ゴール前での落ち着きも良しと、依然と比較すると着実にレベルアップしている。前回大会はコンディション不良のために選外となったため、30歳にして初のワールドカップ出場だ。

フェラン・トーレス
生年月日:2000年2月29日(22歳)
所属クラブ:バルセロナ
22/23リーグ戦成績:13試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:30試合出場/13得点2アシスト

 10代から注目を集めた逸材だ。現在22歳にしてバレンシア、マンチェスター・シティ、バルセロナとビッグクラブを渡り歩き、カタールワールドカップの予選ではチーム最多の4ゴールを決めるなどスペイン代表でも中心的な存在。調子が良いときはドリブル、シュートどちらの精度も申し分ないのだが、自身を失っているときは全く仕掛けなくなるメンタルの弱さには改善の余地あり。

アンス・ファティ
生年月日:2002年10月31日(20歳)
所属クラブ:バルセロナ
22/23リーグ戦成績:14試合出場/3得点3アシスト
代表通算成績:4試合出場/1得点1アシスト

 9月のルイス・エンリケ監督の「バルセロナでの出場機会が少なすぎる」という発言からメンバー漏れも心配されたが、滑り込みでワールドカップメンバーに選出された。圧倒的なスピードと威力、精度ともに抜群のシュートが大きな武器で、好調であれば確実にスペイン代表でもスタメンに定着できる実力の持ち主。懸念点は怪我と試合勘であり、スペイン代表で最後に出場したのは2020年10月まで遡る。

ダニ・オルモ
生年月日:1998年5月7日(24歳)
所属クラブ:RBライプツィヒ(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:9試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:24試合出場/4得点6アシスト

 スペイン代表のウイングで最も驚異となれる選手だ。RBライプツィヒでは中央でプレーすることもあるが、代表では一貫して左WGで起用されており、左サイドからのカットインからの仕掛けの精度は抜群。狭いエリアでも確実にボールをコントロールしてフィニッシュやラストパスに繋げる。9月に負った左ヒザ内側側副靱帯の部分断裂の怪我が心配されたが、10月末に復帰した。

ジェレミー・ピノ
生年月日:2002年10月20日(20歳)
所属クラブ:ビジャレアル
22/23リーグ戦成績:13試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:6試合出場/1得点1アシスト

 キレキレなドリブルが持ち味の若きウインガー。フェイントと緩急をつけることで対峙するDFを翻弄して抜き去るのが十八番のプレーだ。所属するビジャレアルでも絶対的なスタメンというよりは途中出場から流れを変える役割を求められることもあり、それはスペイン代表でも同じ。相手チームからすると、疲れてきた試合終盤に登場するこのキレキレのドリブラーは厄介な存在だろう。

マルコ・アセンシオ
生年月日:1996年1月21日(26歳)
所属クラブ:レアル・マドリード
22/23リーグ戦成績:9試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:30試合出場/1得点11アシスト

 破壊的な左足のシュートの威力は世界でも5本の指に入る。所属するレアル・マドリードではヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスの2人の若きブラジル代表に勢いで押されており、スタメンの座を確立することができていない。その結果、代表からもしばらく遠のいていたが、今年6月に電撃復帰を果たすと、それ以降出場した4試合で3アシストと結果を残して大逆転でワールドカップメンバー入りを果たした。本職がストライカーの選手はモラタしかいないこともあり、ルイス・エンリケ監督はアセンシオの0トップ起用も試している。

ニコ・ウィリアムズ
生年月日:2002年7月12日(20歳)
所属クラブ:アスレティック・ビルバオ
22/23リーグ戦成績:14試合出場/3得点4アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点1アシスト

 同じアスレティック・ビルバオで活躍するイニャキ・ウィリアムズの弟で、抜群の身体能力とスピード、テクニックを併せ持つ若きアタッカー。昨季はラ・リーガで34試合0得点0アシストの結果に終わったが、今季は開幕から多くの得点に絡む活躍をみせ、9月にスペイン代表初招集。デビュー2戦目となったポルトガル戦で途中出場からアシストを記録するなど猛アピールに成功し、ワールドカップ出場の切符を土壇場で勝ち取った。

パブロ・サラビア
生年月日:1992年5月12日(30歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:24試合出場/9得点3アシスト

 19年夏に加入したパリ・サンジェルマンでネイマールやキリアン・エンバペらスター選手を前に出場機会が限定的となり調子を落としていたが、昨季ローン移籍したスポルティングで完全復活を遂げた。個人の能力で打開をするというよりも、周りの選手を活かすプレーが得意としている。今年だけで4得点1アシストとスペイン代表で数字を残すことに成功して、レギュラーに抜擢されても不思議ではないぐらいに序列を上げた。

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