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【スペイン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


セルヒオ・ブスケツ
生年月日:1988年7月16日(34歳)
所属クラブ:バルセロナ
22/23リーグ戦成績:12試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:139試合出場/2得点9アシスト

 その存在だけでルイス・エンリケ監督が志向するサッカーが成立してしまう“ピッチ上の指揮官”。ポジショニングを誤ることなく、どんなにプレスを掛けられても失うことなくピッチ上のあらゆるところに配球する。マンチェスター・シティのロドリらの突き上げもある中でアンカーのポジションを不動のものとしており、監督も「相手陣地でボールを持ってプレーすることにおいてブスケツはナンバーワンの選手だ」と賛辞を惜しまない。若手選手が多い現スペイン代表において、唯一のワールドカップ優勝経験者だ。

ロドリ
生年月日:1996年6月22日(26歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:34試合出場/1得点1アシスト

 ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で成長を続けるワールドクラスのアンカー。ブスケツ同様にプレス耐性が高く、広い守備範囲が求められるアンカーでも読みの鋭さを活かと球際の強さで高いボール奪取能力を誇る。昨季はエリア外から多くのミドルシュートを叩き込むなどその完成度は年々高まりつつある。ブスケツの存在もあって、スペイン代表ではレギュラーに定着できていないが、ルイス・エンリケ監督は直近のポルトガル戦ではCBとして起用するなど併用のオプションを模索中。

ペドリ
生年月日:2002年11月25日(19歳)
所属クラブ:バルセロナ
22/23リーグ戦成績:14試合出場/3得点0アシスト
代表通算成績:14試合出場/0得点1アシスト

 昨夏のユーロ(欧州選手権)で衝撃を与えたアンドレス・イニエスタの後継者。類まれな視野の広さとパスセンスで有効なスペースへとパスを出して、一気にビッグチャンスを演出する。一昨季に酷使し過ぎたことで昨季はハムストリングの負傷が多かったが、今季は開幕からフル稼働とコンディションには問題なし。今大会期間中に20歳の誕生日を迎える。

ガビ
生年月日:2004年8月5日(18歳)
所属クラブ:バルセロナ
22/23リーグ戦成績:14試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:12試合出場/0得点0アシスト

 抜群の走力で攻守の両局面で、18歳にしてスペイン代表に欠かせない存在となっている。球際に強く、豊富な運動量も相まってピッチ上のあらゆる局面でボールを回収、そこからのドリブル突破で一気にチャンスに繋げる。昨年10月のスペイン代表デビューから全試合に出場し続けるなどルイス・エンリケ監督からの評価は絶対的。6月にスペイン代表の最年少ゴール記録を更新した。

コケ
生年月日:1992年1月8日(30歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:67試合出場/0得点8アシスト

 先日クラブ史上最多出場記録を更新したばかりのアトレティコ・マドリードの主将。派手なプレーこそ少ないが、堅実な確実性の高いプレーでボールを展開する。相手ボールの際にはチームの汗かき役となってピッチを駆け回るなど、縁の下の力持ちとしてチームを支える。セルヒオ・ブスケツ、ジョルディ・アルバ欠場時にはキャプテンマークを巻くなど指揮官からの信頼は厚い。

マルコス・ジョレンテ
生年月日:1995年1月30日(27歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
22/23リーグ戦成績:8試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:17試合出場/0得点3アシスト

 一昨季の最前線起用で一気にスケールアップを果たすも、昨季は右SBを含めたサイド起用の影響でまさかの0ゴールに。それでも抜群のスピードと運動量を活かした動き出しの質と量はどちらも高く、ハーフスペースを駆け上がらせたら抜群の働きを見せる。同じ走力が自慢のガビが台頭した影響でスペイン代表での存在感は薄まりつつあるが、複数ポジションをこなせることもあって初のワールドカップ出場の切符を勝ち取った。

カルロス・ソレール
生年月日:1997年1月2日(25歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
22/23リーグ戦成績:16試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:11試合出場/3得点0アシスト

 サイドと中央のどちらでも強みを発揮できる攻撃的MFで、2列目からの飛び出しで得点に絡む。右足のキック精度は若い頃から注目されていたが、2020/21シーズンからはスペースへの走り込みとシュート意識が高まり、ラ・リーガでは二桁ゴールを2シーズン連続で記録した。昨年9月の代表デビューから2試合連続でゴールを決めて序列を上げた。

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