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【オランダ代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


フレンキー・デ・ヨング(背番号21)
生年月日:1997年5月12日(25歳)
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:45試合出場/1得点5アシスト

 どの役割を与えても完璧にこなす天才プレイヤーだ。ドリブルとパスの技術は天下一品で、どんなに激しいプレッシャーを掛けられてもスルスルとプレスを剥がしていく。本来は代表の中心的な選手であるジョルジニオ・ワイナルドゥムが怪我の影響でメンバー漏れをしたため、今大会はデ・ヨングが中盤の要になりそうだ。オランダ代表デビュー戦がヴェスレイ・スナイデルの代表引退試合であり、時代の変遷を感じた一戦となった。

ステーフェン・ベルハイス(背番号11)
生年月日:1991年12月19日(30歳)
所属クラブ:アヤックス
22/23リーグ戦成績:14試合出場/5得点4アシスト
代表通算成績:39試合出場/2得点13アシスト

 かつては右WGを主戦場としていたが、アヤックス移籍後は中央にポジションを移してプレーしている。左足から放たれる高精度のキックを武器にスルーパス、クロスでチャンスを演出。狭いエリアでも確実にボールを収めて攻撃に絡めるため、リンクマン的な役割も上手い。21年夏に主将を務めていたフェイエノールトから宿敵アヤックスへと“禁断の移籍“をして物議を醸した。

デイヴィ・クラーセン(背番号14)
生年月日:1993年2月21日(29歳)
所属クラブ:アヤックス
22/23リーグ戦成績:14試合出場/4得点1アシスト
代表通算成績:35試合出場/9得点5アシスト

 かつてプレミアリーグで“失格の烙印“を押された男が完全復活を遂げた。アヤックスでプレーしていた2016年にオランダ年間最優秀選手賞を獲得する大活躍をみせたが、2017年夏に加入したエバートンではシーズン途中にリザーブチーム行きを命じられるなど期待外れに終わった。それでも機を伺った3列目からの飛び出しで得点に積極的に絡むプレーは健在で、20年夏にアヤックスに復帰を果たして復活を遂げ、オランダ代表でも主力に返り咲いた。

マルテン・デ・ローン(背番号15)
生年月日:1991年3月29日(31歳)
所属クラブ:アタランタ(イタリア)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:30試合出場/0得点1アシスト

 豊富な運動量と球際の強さを武器に中盤でフィルターとなる守備的MF。現在所属するアタランタでは300近くの試合に出場するなど、ジャンピエロ・ガスペリーニ監督の下で成長を続ける。自由に動きたいデ・ヨングの背後をデ・ローンが埋めるというのがバランス的に最も良さそうだが、10月末からのコンディション不良は懸念材料だ。

トゥーン・コープマイネルス(背番号20)
生年月日:1998年2月28日(24歳)
所属クラブ:アタランタ(イタリア)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/4得点1アシスト
代表通算成績:10試合出場/1得点0アシスト

 中盤での展開力に優れたMFで、オランダ時代にはミドルシュートを軸にシーズン15ゴールを記録したこともある得点力が魅力。9月のトリノ戦では2つのPKを蹴ったこともあり、ハットトリックを達成した。所属するアタランタではデ・ローンとダブルボランチを組んでおり、両者の補完性を考えると揃ってスタメン起用しても面白いだろう。負傷で欠場した1試合を除いては、今年に入ってから全試合に出場とルイ・ファン・ハール監督の中での序列は上がっている。

ケネス・テイラー(背番号24)
生年月日:2002年5月16日(20歳)
所属クラブ:アヤックス
22/23リーグ戦成績:12試合出場/5得点3アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト

 アヤックスで急成長を続ける若きマエストロ。現在は中盤で得意のパスでリズムを作る役割を担っているが、アヤックス加入前にはストライカーで、加入後には一時期CBでプレーしていた経験がある。そのためシュートの上手さや球際の強さが光る。ライアン・フラーフェンベルフがバイエルン・ミュンヘンに移籍したことに伴い今季からアヤックスで背番号8を背負い、オランダ代表デビュー、そしてワールドカップ行きの切符を掴むなど2022年は飛躍の年に。

シャビ・シモンズ(背番号25)
生年月日:2003年4月21日(19歳)
所属クラブ:PSV
22/23リーグ戦成績:14試合出場/8得点4アシスト
代表通算成績:0試合出場/0得点0アシスト

 現在、最も勢いのあるオランダの若手選手ではないだろうか。若い頃から注目を集め、バルセロナとパリ・サンジェルマンで育成されたが、両クラブでは出場機会を得ることができなかった。そんな中で今夏に移籍したPSVでは早くも不動のレギュラーに定着しており、ワールドカップの中断前までに公式戦2桁ゴールを達成。抜群のテクニックやゴール前でのシュート、正確なラストパスの精度は冴えわたっている。この活躍を評価されて、カタールワールドカップ行きの代表メンバーにサプライズ選出された。

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