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【ポーランド代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


カミル・グリク(背番号15)
生年月日:1988年2月3日(34歳)
所属クラブ:ベネヴェント(イタリア)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:98試合出場/6得点2アシスト

 8年近く代表のDFリーダーを務めてきたベテランで、クラブでは2016/17シーズンにモナコのCLベスト4に貢献した実績を持つ。年齢を重ねたこともあり身体能力には衰えが見えるものの、経験に裏打ちされた判断力と巧みなラインコントロールは健在。前回のW杯では練習中のサッカーテニスでバイシクルシュートを狙った結果、肩を負傷しグループリーグ1、2試合目の欠場を余儀なくされたため、今回は同じ轍を踏まないようにしたいところ。

ヤン・ベドナレク(背番号5)
生年月日:1996年4月12日(26歳)
所属クラブ:アストン・ヴィラ(イングランド)
22/23リーグ戦成績:4試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:44試合出場/1得点0アシスト

 突出した能力があるわけではないが、全ての能力値がバランス良くまとまっており対人守備、カバーリングの両方を高水準でこなす起用なプレーヤー。ここぞという場面でセットプレーから得点を奪い、チームに勝利をもたらすことも少なくない。代表ではCBのレギュラー格だが、今夏に移籍したアストン・ヴィラでは出場機会を減らしており、コンディションに一抹の不安も。

ヤクブ・キヴィオル(背番号3)
生年月日:2000年2月15日(22歳)
所属クラブ:スペツィア(イタリア)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/0得点アシスト
代表通算成績:4試合出場/0得点0アシスト

 スピードはないがフィジカルが強く、空中戦、地上戦の両方で優位に立つことができる長身プレーヤー。ボールを持てばロングボールを用いた展開で攻撃の起点になることもしばしば。CBとアンカーを高水準でこなすことができ、所属クラブで好調をキープ。今年6月のオランダ戦で代表デビューを飾ると、そこから4試合連続で先発出場。弱点とされるCBの救世主として大きな期待がかかる。

マテウシュ・ビエテスカ(背番号6)
生年月日:1997年2月11日(25歳)
所属クラブ:クレルモン(フランス)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点0アシスト

 レギア・ワルシャワで評価を高め、今夏に5大リーグ初挑戦。クレルモンでは最終ラインの柱としてプレーしており、コンディションは良好だ。相手の出方を待ち、隙を見て確実にボールを奪う堅実なディフェンスがストロングポイント。6月のベルギー戦で代表デビューを飾ると、試合を通して安定した活躍を披露。代表経験は少ないが実力的には申し分なく、本大会でのスタメン抜擢も十分にあり得る。

ロベルト・グムニー(背番号4)
生年月日:1998年6月4日(24歳)
所属クラブ:アウクスブルク(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:4試合出場/0得点1アシスト

 SBとCBの両方に対応できるユーティリティ性に加え、カバーリング能力が抜群に高く、味方の空けたスペースをしっかりと埋められる縁の下の力持ち。所属するアウクスブルクではレギュラーとしてプレーしており、今季はビルドアップ面も改善傾向にある。2年前に代表デビューを飾っているが、それ以降はベンチに座ることが多く、チャンスを得られていない。

アルトゥル・イェンドジェイチク(背番号26)
生年月日:1987年11月4日(35歳)
所属クラブ:レギア・ワルシャワ
22/23リーグ戦成績:14試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:40試合出場/3得点4アシスト

 レギア・ワルシャワで300試合以上に出場し、6度のポーランドリーグ優勝経験を持つレジェンド。対人守備の強さやイージーミスの少なさを武器としており、サイズの大きさ故に空中戦にも強い。一方で攻撃性能は高くない。2020年以降は代表から離れていたが、滑り込みで本大会のメンバー入りを果たした。ベテランとして若手に経験を伝える役割も期待されそうだ。

ニコラ・ザレフスキ(背番号21)
生年月日:2002年1月23日(20歳)
所属クラブ:ローマ(イタリア)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:7試合出場/0得点2アシスト

 昨季、ローマに突如として現れた新星。2021年9月に代表デビューを飾ると今年6月、9月の代表ウィークで4試合連続でスタメン出場しアピールに成功。左WBのレギュラーに定着した。細かいタッチのドリブル突破が持ち味で、状況に応じて縦にも中にもいけるのは魅力的。チームのサイド攻撃を一手に担う今大会の隠れたキーマンだ。

マッティ・キャッシュ(背番号2)
生年月日:1997年8月7日(25歳)
所属クラブ:アストン・ヴィラ(イングランド)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:7試合出場/1得点0アシスト

 アストン・ヴィラの不動の右SB。アタッカーとの距離の取り方が絶妙で、1対1の対応はプレミアリーグでもトップクラス。クロス精度はまずまずだがテクニック自体は高く、ビルドアップの際には積極的に縦パスを入れて前進させる。元々はイングランド国籍だったが、2021年にポーランド代表を選択。すぐさま右SBに定着し、ピシュチェク引退によって生まれた穴を埋めて見せた。

バルトシュ・ベレシンスキ(背番号18)
生年月日:1992年7月12日(30歳)
所属クラブ:サンプドリア(イタリア)
22/23リーグ戦成績:14試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:45試合出場/1得点3アシスト

 スピードとテクニックのどちらもずば抜けているわけではないが、明確な弱点が存在せず、常に一定のパフォーマンスが期待できる安定感が売りのプレーヤー。ただ、ここ数シーズンはチームの不調に引っ張られている面もある。本職は右SBだが、代表では3バックの一角や左SBで起用されることも。時折放つ高精度クロスがW杯でも見られるか注目が集まる。

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