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ダークホース!? カタールW杯戦力値ランキング9~16位。出場国の戦力を分析。サプライズは…

シリーズ:カタールワールドカップ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

ウルグアイ代表

【写真:Getty Images】


戦力値ランキング:15位
監督:ディエゴ・アロンソ
予選成績:8勝4分6敗
FIFAランキング:14位
戦力値:77(攻撃19/守備19/選手層18/勝負強さ21)

 南米予選の後半戦で4連敗を喫して7位に転落し、ワールドカップ出場が危ぶまれた。窮地に追い込まれたウルグアイ代表は、15年にも及ぶ長期政権を築いたオスカル・タバレス監督との別れを決めた。後任に就いたディエゴ・アロンソ監督はチームを見事に立て直し、破竹の勢いで予選突破を決めている。

 チームを悩ませていたのは主力の高齢化だ。タバレス元監督の下で長く主力を務めていたルイス・スアレス、エディンソン・カバーニ、ディエゴ・ゴディンといった功労者たちは、全盛期のパフォーマンスを見せることはできなくなっていた。そこで、新指揮官は勢いのある若手を次々と抜擢し、チームの新陳代謝を図った。

 ロドリゴ・ベンタンクールとフェデリコ・バルベルデの中盤2枚がチームの軸になる。両者の特徴であるインテンシティーや推進力をベースに、創造性あふれる両サイドハーフが攻撃に絡み、フィニッシュワークに優れた2トップが仕留める。4バックは対人守備に長けた男たちが並ぶ。質実剛健なウルグアイ代表らしいサッカーを取り戻している。

 下の世代からの突き上げはあるが、過密日程となるワールドカップではベテランの活躍も欠かせない。ファクンド・ペリストリやファクンド・トーレスといった若き才能がラッキーボーイとなるか、カバーニやゴディンといったベテランが渋い働きでチームを助けるのか。脇役の活躍も重要になりそうだ。

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