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ダークホース!? カタールW杯戦力値ランキング9~16位。出場国の戦力を分析。サプライズは…

シリーズ:カタールワールドカップ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

セルビア代表


【写真:Getty Images】


戦力値ランキング:14位
監督:ドラガン・ストイコビッチ
予選成績:6勝2分
FIFAランキング:21位
戦力値:78(攻撃22/守備17/選手層19/勝負強さ20)

 セルビア代表のレジェンド、ドラガン・ストイコビッチ監督は、かつて「東欧のブラジル」と称されたユーゴスラビア代表を彷彿とさせる攻撃的なチームを築き上げた。ワールドカップ欧州予選では8試合中6試合が複数得点で、ポルトガル代表を上回る成績で予選突破を果たした。

 GKプレドラク・ライコビッチ、ニコラ・ミレンコビッチ、MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチら、2015年のFIFA U-20ワールドカップを制した黄金世代を中心に、ベテランと若手が融合している。成長著しいのはDFストラヒニャ・パヴロビッチとFWドゥシャン・ヴラホビッチで20代前半ながらチームの核となる存在だ。

 守備力にはやや不安が残るが、高い決定力を持つ2トップを中心とした攻撃力でねじ伏せる。ただ、得点源として期待されるヴラホビッチとアレクサンダル・ミトロビッチはコンディションに不安を抱えた状態で本番に臨む。彼らのパフォーマンスは攻撃的なチームの浮沈に大きく影響するだろう。

 2015年のU-20W杯でセルビア代表は、決勝でU-20ブラジル代表を延長戦の末に下している。そして、7年の時を経て、両者は今大会の初戦で再会する。東欧のブラジルが本家を再び倒す展開はあるのだろうか。

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