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【カメルーン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ジェローム・エンゴム(背番号2)
生年月日:1998年9月30日(24歳)
所属クラブ:コロンブ・スポルト
代表通算成績:2試合出場/0得点

 母国のカメルーンリーグでプレーする左WG。緩急を用いて相手のタイミングをずらし、スルスルと抜けていくドリブルが武器だ。またキック精度も高く、プレースキッカーを務めることも。課題の決定力が上がればより怖い選手になりそうだ。左右のウイングが主戦場だが代表にはライバルも多く、これまでの出場機会は限定的。

ジョルジュ=ケビン・エンクドゥ(背番号7)
生年月日:1995年2月13日(27歳)
所属クラブ:ベジクタシュ(トルコ)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/4得点
代表通算成績:2試合出場/0得点

 足元に吸い付いているような繊細なボールタッチのドリブルを持ち、狭いスペースの中をスルスルと抜け出し、抑えのきいたシュートでネットを揺らすテクニシャン。トッテナムでは伸び悩んでしまったが、その後複数回のレンタル移籍を経てたどり着いたベジクタシシュで復活。フランスの世代別代表に選ばれていたが、A代表はルーツのあるカメルーンを選択している。

ムミ・エンガマル(背番号6)
生年月日:1994年7月9日(28歳)
所属クラブ:ディナモ・モスクワ(ロシア)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:41試合出場/4得点8アシスト

 スイスのヤング・ボーイズで攻撃陣の主力として活躍し、今夏からロシアリーグにプレーの場を移したウインガー。DFに身体を当てられても簡単に負けない体幹の強さとドリブルスピードの速さを武器にスペースを強襲してチャンスメイクを行う。長く代表のサイドアタッカーを務めてきたが、エンベウモやエンクドゥといった新戦力が加わったことで熾烈なレギュラー争いに晒されそうだ。

ブライアン・ムベウモ(背番号20)
生年月日:1999年8月7日(23歳)
所属クラブ:ブレンドフォード(イングランド)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/3得点
代表通算成績:3試合出場/0得点

 プレミアリーグでも屈指のドリブルを持っており、一瞬の加速で相手の守備範囲から逃れ、鋭いスピンのかかったミドルシュートをゴールの隅に突き刺すことができるアタッカーだ。フランス国籍だったが、ワールドカップ出場にあたってカメルーン代表を選択し、9月の代表ウィークで初招集された。いきなり2試合に先発出場するなど監督からかけられている期待は大きい。

スアイブ・マル(背番号26)
生年月日:2000年12月3日(21歳)
所属クラブ:コトンスポート
代表通算成績:1試合出場/0得点

 カメルーンの国内リーグで頭角を表した逸材。スピードに優れており、ボールを持てば常に縦突破から精度の高いクロスを狙う生粋のクロッサーだ。プレーの幅は狭いが長所がはっきりとしているため、途中出場で流れを変えるジョーカーとして期待できそうだ。11月のジャマイカ戦で代表デビューを飾り、本大会での秘密兵器として準備を続ける。

エリック・マキシム・チュポ=モティング(背番号13)
生年月日:1989年3月23日(33歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/6得点
代表通算成績:69試合出場/19得点

 これまで5度のフリー移籍を経験するという珍しいキャリアを持つFWで、2020年からはバイエルン・ミュンヘンに所属している。昨季まではポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキのバックアッパーとしてプレーしていたが、レヴァンドフスキの移籍によって状況が一変。10月以降に出場機会を増やすとポストプレーをこなしながら得点を量産し、キャリアの最盛期を迎えている。前代表監督時代には代表引退も検討していたが、監督交代以降は再び意欲を取り戻した。

ヴァンサン・アブバカル(背番号10)
生年月日:1992年1月22日(30歳)
所属クラブ:アル・ナスル(サウジアラビア)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:89試合出場/33得点6アシス

 サミュエル・エトーに次ぐ同国史上2位の33得点を記録している主将にして絶対的エースストライカー。年齢を重ねても爆発的な加速力に衰えは見られず、裏への飛び出しで相手DFを置き去りにして得点を量産する。それでいてポストプレーで攻撃の基準点となることも可能だ。かつてポルトやベジクタシュで活躍し、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレーしている。

カール・トコ・エカンビ(背番号12)
生年月日:1992年9月14日(30歳)
所属クラブ:オリンピック・リヨン(フランス)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/4得点
代表通算成績:50試合出場/12得点

 相手を簡単に振り切るスピードと振りの速いシュートをストロングポイントとしており、サイドからのドリブルシュートが最も得意なプレーだ。アンジェ時代の2017/18シーズンに17得点を記録してブレイクした。その後はビジャレアルを経て2020年冬にリヨンへ移籍すると、持ち味を生かすためにポジションをCFからWGに移した。代表でもクラブと同じく3トップの左で起用されており、アブバカルとの連係からチャンスに絡む。

ジャン=ピエール・エンサメ(背番号9)
生年月日:1993年5月1日(29歳)
所属クラブ:ヤング・ボーイズ(スイス)
22/23リーグ戦成績:15試合出場9得点
代表通算成績:4試合出場/0得点

 裏抜けからの1対1や、クロスに飛び込んだワンタッチシュートなど豊富な得点パターンを持ち、決定力にも優れた優秀なストライカー。スイスリーグで2度の得点王に輝き、今季も得点ランキング1位を独走するなどクラブでの実績は豊富だが、代表では初出場から現在までの5年で僅か4試合のみの起用と、なかなかチャンスを得られていない。

クリスチャン・バソゴグ(背番号11)
生年月日:1995年10月28日(27歳)
所属クラブ:上海申花(中国)
22/23リーグ戦成績:21試合出場/5得点
代表通算成績:41試合出場/6得点

 上背はないが身のこなしが素早く、狭いスペースでボールを受けゴールを向き、相手の驚異となれるストライカー。ボックス内での落ち着きがあり、高い決定力に加えて必要とあらば味方を使う利他性も備える。長く中国リーグでプレーし、得点を量産している。代表ではアブバカルのバックアッパーとして一定の活躍を見せ続けている。

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