MF

ヤヒヤ・ジャブラヌ
生年月日：1991年6月18日（31歳）
所属クラブ：ウィダドAC
22/23リーグ戦成績：8試合出場／1得点
代表通算成績：16試合出場／2得点

　プロサッカー選手としてのキャリアを歩み始める前にフットサル選手としての経歴があり、21歳のときにタイで開催されたフットサルW杯に出場している。その翌年からプロサッカー選手として活動し始め、19年にはウィダドACへ移籍して現在はキャプテンを務めている。フットサル仕込みのテクニックで中盤を支配するセントラルMF。

ビラル・エル・ハヌス
生年月日：2004年5月10日（18歳）
所属クラブ：ヘンク（ベルギー）
22/23リーグ戦成績：16試合出場／0得点
代表通算成績：0試合出場／0得点

　A代表初招集がW杯本大会に向けた最終メンバーという超サプライズ選出。ベルギーで生まれ育ち、昨年まではベルギーの世代別代表として活動していたが、今年からモロッコ代表を選択しU-20やU-23の代表としてプレーしている。プロデビュー戦が昨季の最終戦で、それから半年もしないうちにA代表に駆け上がった有望なトップ下。

サリム・アマラー
生年月日：1996年11月15日（26歳）
所属クラブ：スタンダール・リエージュ（ベルギー）
22/23リーグ戦成績：9試合出場／4得点
代表通算成績：24試合出場／4得点

　ベルギー生まれで、その出生地でプロ選手としてのキャリアを積み上げている。ベルギー代表への誘いを断り、モロッコ代表の招集を受けて19年11月にA代表デビューを記録した。ドリブル突破を得意としてトップ下を務めることが多いが、トップやウイングなどさまざまな攻撃的なポジションのタスクに対応して果敢にシュートを狙う。

アゼディン・ウナヒ
生年月日：2000年4月19日（22歳）
所属クラブ：アンジェ（フランス）
22/23リーグ戦成績：14試合出場／0得点
代表通算成績：10試合出場／2得点

「モハメッド6世フットボールアカデミー」育ちのタレントで、前監督に才能を発掘されてA代表に定着したハリル・チルドレンのひとり。確かなテクニックでボールを運びパスでチャンスを演出したり、自らシュートを狙ったりする。クラブではトップ下や右サイドを務めるが、代表ではサイド、センターに関係なく多様なタスクを担う。

アブデルハミド・サビリ
生年月日：1996年11月28日（25歳）
所属クラブ：サンプドリア（イタリア）
22/23リーグ戦成績：11試合出場／1得点
代表通算成績：2試合出場／1得点

　モロッコで生誕し、3歳でドイツへ移住する。育成年代を終えた18歳で5部相当のチームに移り、選手としてのキャリアをスタート。17年にハダースフィールドに移籍して、ようやくトップリーグを経験した。今季は昨季より所属するサンプドリアへ完全移籍をしたが、直近の11月は全試合を負傷欠場。本大会に向けて影響が心配される。

ソフィアン・アムラバト
生年月日：1996年8月21日（26歳）
所属クラブ：フィオレンティーナ（イタリア）
22/23リーグ戦成績：13試合出場／0得点
代表通算成績：39試合出場／0得点

　オランダ生まれで、ユトレヒトの下部組織から昇格してプロ生活を始める。ベルギーを経由して19年からはイタリアの地で活躍している。前回大会では兄のノルディンと交代して出場。その信頼する兄からにしばしばアドバイスを求めるという。パスの精度が高く中盤の底からゲームをつくる司令塔で、攻守に渡って活躍するチームの中心。

イリアス・シャイル
生年月日：1997年10月30日（25歳）
所属クラブ：QPR（イングランド）
22/23リーグ戦成績：21試合出場／3得点
代表通算成績：11試合出場／1得点

　モロッコ出身の父とポーランド出身の母との間に生を受けて、ベルギーで育つ。リールセに所属していた17歳のときに、トップチームの試合で初めて起用される。17年1月にQPRへ移籍し、６シーズン目となった今季は現時点で3得点6アシストと多数の得点に絡んでいる。ボール技術は高く、代表でも決定機の演出を期待されている。