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カタールW杯最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手RSB能力値ランキング1~10位

シリーズ:カタールワールドカップ能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:キーラン・トリッピアー(イングランド代表/ニューカッスル)


【写真:Getty Images】


生年月日:1990年9月19日
市場価値:1300万ユーロ(約15.6億円)
22/23リーグ戦成績:15試合1得点3アシスト
イングランド代表通算成績:38試合1得点5アシスト

 マンチェスター・シティのユースチームに在籍した経験を持つキーラン・トリッピアーだが、トップデビューは叶わず、2012年冬に国内2部のバーンリーFCへ。同クラブでは1部昇格に大きく貢献するなどの存在感を放った。その後はトッテナムやアトレティコ・マドリードへと渡るもいずれのクラブでも結果を残すことができず、放出という形で今年1月にニューカッスルに完全移籍。加入初年度にも関わらず、経験により培った統率力が評価され、今夏から主将を任されている。

 プレースキッカーに任命されるほど、キックの精度が非常に高く、エンドライン付近やゴールから遠く離れた位置から放たれるクロスボールや、相手間の狭いスペースを通す「パス」の質はピカイチ。約3年半在籍したバーンリーではDFながら185試合で37アシストを記録。アシストのみならず、FKから自ら得点を奪うこともできるプレーヤーで、様々な場面で輝きを放つ。

 足元の「テクニック」もさることながらポジショニングの良さも強みの1つで、特定のエリアに留まることなく、豊富な運動量でスペースを埋めにかかり、ボールを保持する味方に選択肢を与える。このスキルは特にビルドアップ時に発揮され、味方との巧みな連係を通じて、右サイドから攻撃の起点を生み出す。

 能力値全てで「70」以上の数値を記録していることからも分かる通り、欠点と呼べるポイントはほとんどない。32歳とベテランの域に入った後も「フィジカル」面での衰えは全く見られず、ニューカッスルやイングランド代表でも存在感を発揮している。

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