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6ゴール→0ゴール。イングランド代表、解決できていなかった攻撃面の課題とは?【カタールW杯】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

FIFAワールドカップカタール2022 最新ニュース

FIFAワールドカップカタール2022、グループB第2節イングランド代表対アメリカ合衆国代表が現地時間25日に行われ、0-0のスコアレスドローに終わっている。イングランドは前節イラン代表戦で6ゴールを奪う最高のスタートを切ることに成功したが、この試合では無得点、そしてチャンスもあまり作れないなど苦戦を強いられた。その理由とは?(文:安洋一郎)


前節6ゴールのイングランド代表がまさかの“無得点”

【写真:Getty Images】

 勝つのはフットボールか、それともサッカーか。グループB第2節イングランド代表対アメリカ代表の一戦は、同じ英語という言語でも競技に対する呼称が異なる国同士の対戦という意味でも注目を集めた。

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 グループ初戦イラン代表戦で大量6ゴールを奪ったイングランド代表は、選手個人の能力の高さを改めて証明した。しかし、今節のアメリカ代表戦ではまさかのノーゴールに終わり、シュート本数もアメリカ代表を下回っている。

 それも決定機を逃したから無得点に終わったのではない。「シュートチャンスが得点に結びつく見込み」の指標であるゴール期待値も前節は「2.24点」あったのに対し、今節はわずか「0.48点」とチャンスそのものを作ることに苦労した(ゴール期待値は『The xG Philosophy』を参照)。

 なぜイングランド代表はアメリカ代表相手にノーゴール、そしてチャンスそのものを作ることができなかったのだろうか。

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