5位：クリスティアーノ・ロナウド（ポルトガル代表/無所属）

生年月日：1985年2月5日
市場価値：2000万ユーロ（約24億円）
22/23リーグ戦成績：10試合1得点0アシスト（マンチェスター・ユナイテッド）
代表通算成績：193試合118得点43アシスト

　5度のバロンドール受賞、5度のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）制覇、4度のFIFAクラブワールドカップ制覇など、数多くのチーム、個人タイトルを獲得してきたクリスティアーノ・ロナウド。約9年間在籍したレアル・マドリードでは主力としてゴールを量産し、クラブ歴代1位の450得点を記録するなど、歴史に名を刻んだ。リオネル・メッシと並ぶ、世界最高の選手の1人として2010年代を彩り、これまで多くのサッカーファンを魅了してきた。

　人間離れした「攻撃力」を武器とし、追い込まれた状況でも圧倒的な決定力でチームを救う、エースストライカーという名が最も相応しい選手だ。高い身体能力や鍛え抜かれた「フィジカル」は30代後半となった現在でも全く衰えておらず、高い跳躍力を活かした打点の高いヘディングや、インパクトのある弾丸シュートなど、得点パターンがとにかく豊富。ゴール前に同選手が待ち構えているだけで、チームメイトにとって非常に心強い存在となる。
 
　30代に入ってからは点取り屋という役割に専念するようになったロナウドだが、元々は「ドリブル」で局面を打開する典型的なWGタイプ。高い足元の技術で相手を翻弄し、一瞬の隙を突いてDFを置き去りにするほどの「スピード」にも定評があった。自ら仕掛け、チャンスを演出する場面は減少したものの、攻撃時に見せる存在感は未だ健在。今大会ではポルトガル代表の主将としてチームを牽引する。