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【ベスト8決定版】カタールW杯戦力値ランキング1~8位。サプライズあり! 優勝本命は?

シリーズ:カタールワールドカップ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

フランス代表


【写真:Getty Images】


戦力値ランキング:4位(89)
戦力値:攻撃24/守備22/選手層23/勝負強さ20
監督:ディディエ・デシャン
FIFAランキング:4位

▽今大会成績

第1節:対オーストラリア(〇4-1)
第2節:対デンマーク(〇2-1)
第3節:対チュニジア(●0-1)
ラウンド16:ポーランド(〇3-1)

 フランス代表は理不尽とも思えるような強さでベスト8入りを果たした。今年に入ってからは3バックを試していたものの、4バックでこの大会に臨んでいる。初戦でリュカ・エルナンデスが負傷するというアクシデントもあったが、2連勝でグループステージを突破。主力を温存した第3戦は敗れたが、ラウンド16では危なげなく勝利している。

 怪我で出遅れていたラファエル・ヴァランもラウンド16で初のフル出場を果たしている。リュカの負傷は痛手だが、弟のテオ・エルナンデスが攻撃面での特徴を発揮して代役を全うしている。4バックは個人で解決できるレンジが圧倒的に広く、不安視されていた中盤は、オーレリアン・チュアメニとアドリアン・ラビオが欠場したポール・ポグバとエンゴロ・カンテの穴を埋めている。

 左サイドはテオ、右サイドはウイングのウスマン・デンベレが高い位置で幅を取り、キリアン・エムバペはオリビエ・ジルーの周囲を動き、やや下がり目の位置からアントワーヌ・グリーズマンがボールを供給する。高い位置でボールを奪えば、手数をかけずにゴールまで迫れるスピードとクオリティを持っている。特にエムバペは4試合で5得点と、手を付けられない状態だ。

 初戦の立ち上がりや、消化試合となった第3戦など、ちょっとした隙があるのは否めないが、その実力に疑いの余地はない。

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