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カタールW杯アジアベストイレブン! サッカー日本代表からは誰が? 最高の舞台で輝いた11人

シリーズ:カタールW杯ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


FW:メフディ・タレミ(ポルト/イラン代表)
生年月日:1992年7月18日
今大会成績:3試合2得点1アシスト

 アジア最高のボックスストライカーとも評されるイラン代表FWメフディ・タレミは、ポルトガルリーグで2シーズン続けて二桁ゴール二桁アシストを記録している実力を遺憾なく発揮した。

 イングランド代表との初戦ではメンバーを落とした関係上、攻守ともにおぼつかない中、65分に一矢報いるゴールを記録。このシュートも「ここしかない」というクロスバー直撃の完璧なものであり、PKでのゴールも含めて名門ポルトのエースストライカーの実力を見せつけた。

 ウェールズ代表とのグループステージ第2戦では前線でボールを収めて、攻撃の起点となり続けた。90+8分までスコアが動かない難しい試合だったが、タレミは8つのラストパスを記録。ダメ押しとなったラミン・レザイアンの得点場面でも丁寧なラストパスでゴールを演出している。彼が今大会でアジア最高のFWだったことは間違いない。

FW:クレイグ・グッドウィン(アデレード/オーストラリア代表)
生年月日:1991年12月16日
今大会成績:4試合1得点2アシスト

 下馬評が低いながらも決勝トーナメントへとオーストラリア代表が進出したのは、2試合で無失点を記録した守備陣の活躍の影響が大きいが、攻撃陣のMVPは間違いなくクレイグ・グッドウィンだろう。

 抜群の精度を誇る左足はカタールワールドカップの舞台でも火を噴いた。フランス代表とのグループステージ初戦では前回大会王者の出鼻を挫く先制ゴールを記録。チュニジア代表との第2戦ではミッチェル・デュークに左サイドからピンポイントのクロスを送ってヘディングシュートをアシストした。

 アルゼンチン代表との決勝トーナメント1回戦では0-2という敗戦濃厚の状況で、77分に左足を振り抜き、シュートはブロックに入ったエンツォ・フェルナンデスに当たってゴールへと吸い込まれた。現在31歳のグッドウィンは今大会終了時点で14試合の代表キャップしかないが、彼が今後のオーストラリア代表を牽引する存在になってもおかしくはない。

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