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大出世! 冬の海外移籍で大成功した日本人選手5人。ステップアップのキッカケを掴んだのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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2023年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。春秋制のJリーグからすると、夏より冬の方が補強面で動きやすいこともあり、これまで多くの日本人選手が冬の移籍市場で海外移籍を果たしている。今回は、冬の海外移籍で成功を収めた5人の日本人選手を厳選して紹介する。


MF:長谷部誠(はせべ・まこと)

【写真:Getty Images】

生年月日:1984年1月18日
移籍先:浦和レッズ→ヴォルフスブルク(ドイツ)
移籍日:2008年1月1日
移籍金:フリー


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 長谷部誠は元日本代表MF鈴木啓太とダブルボランチを組み、浦和レッズのJリーグやAFCチャンピオンズリーグ(ACL)など数々のタイトル獲得に貢献した。そして08年1月にドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクへと移籍すると瞬く間にレギュラーに定着した。

 移籍2シーズン目となる2008/09シーズンは本職の中盤以外にも右サイドハーフや右サイドバックとして出場するなど、様々なポジションで効果的なプレーをみせてフェリックス・マガト監督の期待に応えた。チームはクラブ創設以来初のブンデスリーガ優勝を果たし、長谷部は同僚の大久保嘉人とともに奥寺康彦以来、ドイツ王者を経験する2番目の日本人となった。

 そして今冬、長谷部誠が欧州移籍を果たしてから15年が経過した。近年は膝などの怪我の影響で出場機会を減らしているが、ブンデスリーガで上位争いを繰り広げるフランクフルトでプレーしている。昨年2月には引退後のコーチとしての契約も含めて2027年夏まで契約延長を果たした。指導者として海外で成功を収めた日本人が少ない中、こうした契約を結べたのは長谷部が選手として、ブンデスリーガで大成功を収めてきたからだろう。

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