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三笘薫がリバプールを攻略した3つの手段とは?異次元のドリブルが止められない理由【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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FAカップ4回戦、ブライトン対リバプールが現地時間29日に行われ、2-1でホームチームが勝利している。三笘薫のクオリティは“異次元”とも言えるほど高く、この試合でもリバプールを圧倒。なぜ彼は活躍し続けられているのだろうか。(文:安洋一郎)


ブライトンがリバプールに連勝


【写真:Getty Images】

 ブライトンの本拠地、アメックス・スタジアムでの衝撃の3-0からおよそ2週間、ブライトンとリバプールは再び顔を合わせた。

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 前回対戦ではモハメド・サラーとコーディ・ガクポのツートップ、そしてチアゴ・アルカンタラのトップ下では全くプレスがハマらず、ブライトンにやられっぱなしの展開となった。そうした反省点を踏まえてシステムを中盤ダイヤモンドの4-4-2から4-3-3に戻し、サラーとガクポの裏へのスピードを活かしたカウンター主体のサッカーでゴールを目指した。

 この狙いがハマり、30分にカウンターから3トップの一角で先発出場したハーベイ・エリオットが先制点を奪取。アウェイチームがリベンジを果たすべく一歩前に出た。

 それでも簡単にやられないのが今のブライトンの強さだ。流れの中では守護神アリソンのビッグセーブもあり、リバプールも粘り強い守備を見せていたが、39分と92分にセットプレーの流れからブライトンが2ゴール。見事な逆転勝利で5回戦へと駒を進めた。

 この勝利の立役者となったのが、試合終了間際に決勝点を決めた三笘薫だ。彼はこの試合でもリバプールディフェンスを恐怖に陥れ、華麗なボールコントロールからそれまでの活躍に対するご褒美のようなスーパーゴールが92分に決まった。

 ロベルト・デ・ゼルビ監督が監督に就任してから三笘薫は活躍し続けている。なぜこれだけ一貫性を持って結果を出し続けることができているのだろうか。

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