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大ピンチ! プレミアリーグ降格危険度ランキング3位。ついに監督解任…。積極補強も虚しかった古豪

シリーズ:プレミアリーグ降格危険度ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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22/23シーズンも後半戦が始まり、リーグ戦では各クラブがそれぞれの目標に向かって激戦を繰り広げている。そんな中、今季のプレミアリーグは“残留争い“が例年以上に熾烈となっており、14位と最下位の勝ち点差は「6」しかない。今回は降格危険度の高いクラブをランキング形式で紹介する(順位と成績は2月7日現在)。


3位:リーズ・ユナイテッド


【写真:Getty Images】

順位:17位
今季成績:4勝6分10敗


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 かつてニューヨーク・レッドブルズとザルツブルクで指揮を執ったジェシー・マーシュ監督の下で開幕を迎えたリーズ・ユナイテッドは、彼の教え子であるタイラー・アダムス、ブレンデン・アーロンソン、ラスムス・クリステンセンを補強。その他、マルク・ロカやルイス・シニステラ、ウィルフリード・ニョントもスカッドに加え、昨夏に退団したカルヴィン・フィリップスとラフィーニャの穴を埋めるには十分すぎる補強を行った。

 ところが現実は厳しかった。マーシュ監督はハイプレス以外の戦術的な引き出しに乏しく、試合途中の修正力もない。今季先制されてから拾えた勝ち点は「4」しかなく、それも開幕戦と第2節のみと、直近は先制されたら終わりという試合展開が続いていた。

 特にカタールワールドカップ明けからの試合結果・内容はともにひどかった。直近に行われたノッティンガム・フォレスト戦でも、先制をされてから試合をひっくり返すことができず、重要な“シックスポインター”を落とした。そして試合の2日後にマーシュは解任された。

 リーズのフロントはマーシュ体制でシーズン終了まで戦うつもりだった。冬の移籍市場ではザルツブルクで共闘経験のあるマクシミリアン・ヴェーバーを獲得し、昨季ラルフ・ラングニック体制のマンチェスター・ユナイテッドでアシスタントを務め、マーシュとはアメリカ時代からの付き合いとなるクリス・アーマス氏をアシスタンコーチに迎え入れるなど、彼の周りを強固なものとした。それでも全く成績は好転しなかった。

 後任候補には現WBA監督で、マルセロ・ビエルサ前監督の下でアシスタントを務めていたカルロス・コルベラン氏が挙がっているが、既に移籍市場は閉じている。昨季チームを残留に導いたラフィーニャほどの圧倒的な“個”もいない。これからマンチェスター・ユナイテッドとの2連戦を終えると、エバートン、サウサンプトンとの残留争い同士の対戦が控えている。ここで相手に勝ち点3を献上するようなことになれば、降格が現実味を帯びてくる。

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【了】

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