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中井卓大はどうする? 昇格前にレアル・マドリード退団で成功した5人。後に開花した才能

シリーズ:強豪脱出で成功した5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:パブロ・サラビア(ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1992年5月11日
退団時期:2011年夏(当時19歳)
今季リーグ成績:2試合0得点0アシスト(プレミアリーグ)

 地元マドリードに本拠地を構えるレアル・マドリードのカンテラ(下部組織)で育成されたパブロ・サラビアは、順調にプレーカテゴリーを上げ、スペインの年代別代表でも主力を務めた。11年に行われたU-19欧州選手権では主将として優勝に貢献するなど期待の若手として注目を集めていたが、クリスティアーノ・ロナウドらが前線に君臨していたマドリーのトップチームではチャンスがなく、11年夏にヘタフェに完全移籍で去っている。

 2014/15シーズンより背番号を10に変更すると、ラ・リーガ屈指のアタッカーへと評価を高めた。チームの2部降格に伴い16年夏にセビージャへと完全移籍を果たすと、欧州カップ戦でも輝き、2018/19シーズンは13得点13アシストといずれもキャリアハイの成績を残している。

 この活躍で市場価値は4000万ユーロ(約48億円)まで高騰し、19年7月には強豪パリ・サンジェルマンに引き抜かれた。9月には念願だったスペイン代表デビューを果たすなど順風満帆かと思われたが、スター軍団の中では徐々に出場機会を減らした。それでも2021/22シーズンにローン移籍したスポルティングでキャリアハイとなるリーグ戦15得点を決めて復活を印象づけた。22年秋に行われたカタールワールドカップのメンバーにも選出されている。

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