フットボールチャンネル

中井卓大はどうする? 昇格前にレアル・マドリード退団で成功した5人。後に開花した才能

シリーズ:強豪脱出で成功した5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:マルコス・アロンソ(バルセロナ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1990年12月28日
退団時期:2010年夏(当時20歳)
今季リーグ成績:8試合2得点0アシスト(ラ・リーガ)

 レアル・マドリードで5度のUEFAチャンピオンズカップ(現CL)を獲得したマルキートスを祖父に持つマルコス・アロンソ・メンドーサは、父マルコス・アロンソ・ペーニャと同じくレアル・マドリードの下部組織出身である。しかし、父同様にトップチーム昇格とはならず、10代でマドリーを離れた。

 マルコス・アロンソが新天地に選んだのはプレミアリーグのボルトンだった。加入当時は10代だったこともありレギュラー定着には至らず、本格的に出場機会を掴んだのは2部降格後の2012/13シーズンだった。その後、サンダーランドやフィオレンティーナを経て16年夏にチェルシーに加入すると、アントニオ・コンテ監督の下で不動の左WBに定着。同シーズンにプレミアリーグを制した。

 クラブでの大活躍の一方で、長らくスペイン代表とは縁がなかったが、18年3月に27歳で遅咲きのデビューを飾った。これでマルコス・アロンソ一家は親子3代にわたってスペイン代表を輩出した家系となった。その後、チェルシーでは公式戦200試合以上に出場し、21年夏に父もプレーしたバルセロナに加入。12年ぶりに母国復帰を果たした。

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top