レアル・マドリード最新ニュース

レアル・マドリードは移籍市場に多額の移籍金を投じて即戦力となるスター選手を集めて強化を図っている。その一方で下部組織からトップチームに定着することは稀だ。現在、下部組織に所属している中井卓大の将来も気になるだろう。今回はトップチーム昇格前にレアル下部組織を離れて成功した選手5人を紹介する。

MF：フアン・マタ（ガラタサライ）

【写真：Getty Images】

生年月日：1988年4月28日
退団時期：2007年夏（当時19歳）
今季リーグ成績：10試合3得点1アシスト（スュペル・リグ）

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　レアル・マドリードのトップチームに昇格する前に新天地を求めた選手で最も成功を収めたのはフアン・マタかもしれない。クラブと代表でいくつものタイトルを獲得したチャンスメイカーは、19歳で名門を離れる決断をしている。

　07年夏に加入したバレンシアでは1年目から主力に定着し、2年目の2008/09シーズンには11得点13アシストを記録。エースのダビド・ビジャとの連係も素晴らしく、ラ・リーガのアシストランキングではシャビに次ぐ2位にランクインした。そして09年3月には20歳の若さでスペイン代表デビューを飾った。

　当時、史上最強とも言われたスペイン代表では絶対的な主力に定着することはできなかったが、チーム最年少メンバーの一人として南アフリカワールドカップ優勝を達成。2年後に行われたユーロ2012（欧州選手権）では決勝戦でダメ押しの決勝ゴールを決めて大会2連覇に貢献した。マタはクラブレベルでも大きな成功を収めており、11年夏に移籍したチェルシーでは同クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）優勝を成し遂げた。14年冬に加入したマンチェスター・ユナイテッドではチームが低迷する中でも精神的な支柱として若手選手らを牽引し、4つのタイトルを獲得した。